息子は遠く離れた存在となったが


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本日二回目の投稿

嫁の案内で息子のアパートに到着

息子は出張で留守なので、嫁、孫、嫁の両親で迎えてくれた

嫁の両親はこれまた庶民的で気取らないとても気さくな人柄

父親は気取らないありのままの純朴な性格

母親はちゃきちゃき気配りが出来て、明るく元気

ほんとうにこんな良い両親と親戚になることが出来て良かった

ただ、やはり息子の母親として悲しく思うことがふたつあった

ひとつは孫を風呂に入れようということになった時のこと

嫁の母は「ちょっと着替えてきますね」と夫婦の寝室に着替えに行き、

嫁から借りたらしい服を着て戻ってきた

その時、私には嫁と息子の寝室に入るなんてことは絶対出来ない

ましてや嫁に服を貸してということも考えられない

あえて寝室に入りたいとも思わないが、嫁の母親ならそれが自然にできる

こういう時、同じ母親でも決定的に立場が違うと思い知る

もうひとつは、嫁の母が言った

「お母さん(私のこと)、一年に一回くらいは孫の顔を見に来るのを楽しみに、

こちらに来てくださいよ」

という言葉

私達の住む地はとても遠いので、一年に一回くらいしか来れないと思ったのだろう

善意で言った言葉とは思うが、その一方で、

私は孫が生まれた時息子に「お母さん、孫に会いたかったらいつでも来てね」

と言われていただけに、これは嫁の大変さを思った母親の言葉かな、、とも感じた

いや、実際若い嫁が夫の両親の相手をするのは大変なストレスだと思う

息子は今働きざかりで早朝から夜遅くまで仕事

そんな中での慣れない育児

私が嫁の母親でも「娘は大変なんですから遠慮してくださいよ」と思うかもしれない

まあとにかく、

息子一家は私の知らない土地で嫁の両親の助けを借りて育児をしている以上、

私たちと嫁の両親とは立場が全く違うのだと感じた

孫、、、、初孫は確かに可愛かった

しかし、孫は孫

息子のほうがずっと近く、親しく感じる

当たり前か

夫などは孫の目は今まで見た子どもには感じたことがない目ヂカラがあり、

将来楽しみだ、などと言って爺さんバカ丸出し

私はというと、孫は可愛くても嫁の子どもであって、

私はただ見るだけの存在

自制心が働き、

ひと目見て孫に魂を奪われた、、、という状態にならずに良かった(笑)

さて、

孫と別れ、これまたチープなビジネスホテルのベッドに横たわり頭に浮かんだのは、

8年前に最初の結婚と同時に家を出た息子の姿である

あの日を境に私の息子は母船から切り離され、

全く別の航海に出かけたのだ

今見た孫を中心とした息子夫婦のアパートでの生活は幻のよう、、、

私達夫婦の舟と共に航海することはこれから先ないだろう

私たちの舟は「舟」というイメージだが、息子は「船」のイメージ

息子と夫では良くも悪くもすでに収入面でも格差がある

このくらい離れた距離に住んでいたほうが、互いにストレスを感じなくて良いとも思う

嫁の母親は仕事で赤ちゃんの世話の経験もあるので、孫の扱いも手慣れたものだった

これなら孫に何かあっても嫁の両親が万全の体制で助けてくれるだろう

翌朝、こちらに戻る前に息子会いたさにタクシーでアパートに向かった

息子は災害医療チームの医師に抜擢されたとのことで、

この一週間、国の支援で遠方でハードな訓練を受け前日深夜に帰宅、

非常に疲れた様子だった

大きな災害の時に真っ先に国内を始め世界の被災地に派遣される医師に対し、

感謝な気持ちで一杯になったものだが、

自分の息子がその立場になったと知ったとたん、

嬉しいよりも心配な気持ちが勝った

これが母親というものか、、、、

私というニンゲンの器の小ささを知る

夫と私は先週受けた健康診断の結果を見せて息子にアドバイスを乞うた

夫は大腸がん検査で二回目便に潜血反応があったが、

息子の診断によると2回検査で一回だけ異常があった人のがんの確率は1%ということで、

三ヶ月後に大腸カメラ検査を受けることでもOKとのこと

私のコレステロール値も全く問題がなく「健康です」とお墨付きをもらった

一時間あまりで出発時間となり、タクシーを呼んでもらって駅へと向かった

もしかして息子と別れるのが辛くて涙が出るかしら、、と思ったが、

八年の歳月のおかげか、

いやもしかして夫との生活に満足しているせいか、

淡々と別れることができた

帰りの道中、滞在中に撮った孫の動画を見てはシアワセな気持ちに浸った

一泊二日の孫対面ツアーはまたたく間に終わった

一夜明けて、まるで夢を見ていたキブン

さあ、これからまたいつもの毎日が始まる

猫も私達も体調が守られて過ぎたことに感謝!

今日の聖書通読箇所
ヨハネの手紙第一  4章
今年から新約聖書を最初から一日一章読んでいます


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コメント

  1. ひまわり より:

    時間がたってからのコメント失礼いたします。
    でも自分自身が今、モヤモヤ、イライラし過ぎてどう気持ちを切り替えたらいいか答えが出ずにまたブログを読み返してしまいました。
    ただ、自分と決定的に違うことは、お雪様には、やりがいのあるお仕事、仲が良いご主人様がいらっしゃること。
    (お孫さん誕生あたりからブログを読み始めたので全部を分かっているわけではありません)
    私は専業主婦で趣味もこれといってない。主人とも夫婦2人の生活になってからは会話もない(したくない)。息子にしか関心がない困った母親です。
    息子の婚約者に不安を持っていて毎日、悶々としています。
    お雪様のご子息は災害医療ということで そのまま今の土地にずっといるわけではないですよね?(地元に帰ってこないんですか?)
    お嫁さんは、その土地の人でしょうけど。ご子息に他の土地に行きたくない、実家から離れたくない等言ったりしていませんか?

    >もうひとつは、嫁の母が言った
    「お母さん(私のこと)、一年に一回くらいは孫の顔を見に来るのを楽しみに、こちらに来てくださいよ」という言葉

    この言葉は、とても無神経です。私なら少し気が利かない若い嫁(息子婚約者は少し気が利かない5才も年上)と鈍感で少し厚かましそうな母親に腹が立って仕方ありません。
    お雪様のように気が紛れる(?)仕事とか理解し合える主人がいないから
    一人でネガティブなことばかり考えてしまうんでしょう。

    それにお雪様は、お嫁さんの立場になって考えられる優しい方です。
    でも私は、婚約者の気持ちばかり優先する気になれません。
    主人は、息子の人生なんだから本人が決めることだ、と言いますが、私は頭で理解できても彼女の言動が不安で一杯です。年齢の割に幼すぎる思考で無駄な(息子のお金で)浪費ばかりしています。もちろん息子が医師でなければ結婚なんてしません。

    • お雪 より:

      ひまわりさま
      はじめまして
      ひまわりさまは今お辛いところを通らされているのですね
      私も息子が最初の結婚をした頃は、いろんな意味で辛かったです
      息子が家を出て8年経ちますが、
      息子が最初の結婚に敗れたことをきっかけに、
      やっと息子のことを手放す気持ちになったように思います
      息子は将来当地に戻るつもりで、お嫁さんになる人にもそのことを承知してもらい結婚を決めたようです

      今は息子夫婦とも遠く離れて暮らしているので、
      苛立つこともなく平和な日々です
      近くに住んでいたら互いにいろいろストレスを感じることもあると思うので、
      戻ってくることになったら、少し複雑な心境になるかもしれませんね(^_^;)

      人生一度きりなので、私は息子夫婦とは距離を持って、
      自分の人生を穏やかに楽しく過ごしたいと願っています
      ひまわりさんもご自分の気持ちの落とし所が決まるときっと落ち着くと思います
      コメントありがとうございました

  2. ひまわり より:

    お返事ありがとうございました。
    息子さん戻られるのですね?!お嫁さんも分かってる。
    多少のストレスより近居の安心感のがいいです。

    息子の婚約者は、こちらの生活に慣れず、毎月、往復4万の交通費をかけ実家に帰っています。
    もちろん旅費・滞在費は全て息子の収入からです。
    働きもせずにそんな事ばかりしていたら慣れるはずもない。
    でも年齢的に結婚は焦っているし、これ以上の好条件の結婚はもう2度とない。彼女の母親が、こちらで働けばいい、と言っているようで腹が立ちます。
    医師はどこでも働けると思っているからです。
    その上、彼女の実家に老後不安があるので相手は必死です。
    このままでは、この結婚話を破談にしたいです。
    でも息子に「こんな結婚ダメだ!」と言うわけにもいかず・・・

    >私も息子が最初の結婚をした頃は、いろんな意味で辛かったです

    どう お辛かったかよければ教えて下さい。
    「自分の気持ちの落とし所が決まるときっと落ち着く」
    私も早くそうなりたいです・・・泣。
    毎日、辛くて何もする気になれません。

    • お雪 より:

      ひまわりさま
      コメントありがとうございます
      ひまわりさまの息子さんを愛するお気持ち、
      私にも伝わってきます、、、

      このご質問に関しては、
      一言で書き表すのは難しく、
      自分の心の闇の部分に向き合うことになりますので、
      気持ちの余裕のある時に、
      落ち着いて綴ろうと思います
      おまたせして申し訳ありませんが、
      今しばらくお待ちください 

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