息子が医師を目指した動機


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昨日の休日は新調したmont-bellのパンツをはいて、

オルガンの練習を頑張った

べつに無印のパンツでもユニクロのパンツでもいいのになぜmont-bellかというと、

私にとってオルガンの練習は登山と同じだからである

師匠から新たな課題曲をもらうと、

今度のBWV541はどんな山だろうと想像する

そしてトレーニングを開始

この7年、山は次第に難易度を増していく

もうダメだと泣いたことも幾度かあった

mont-bellのウエアを着ると「今日はトレーニング」と気合が入る

そんなわけで今日もmont-bellのウエアを着ているが、

練習の前に読者の方から頂いた質問に応えようと思う

☆   ☆   ☆   ☆   ☆

息子が医師を目指した動機

【息子の試練のはじまり】

息子は中学一年になって間もなく、消化器系の疾患で倒れた

治療がはじまってから一年半後、復学

中学3年、中学生活も残り一年という時だった

その間彼を支えたのは小学校の時からの彼の親友

その親友は医学部で教えている医師の息子で、

将来は父親のような医師になることを目指している子だった

息子はこの親友と出会わなかったら、具体的な目標を見失っていたかもしれない

息子は夫の仕事の都合で中学は東京に転居したが、

高校になったらまた地元に戻ることになっていたので、

三年後「同じ高校に通う」と親友と約束していた

その高校とは地元のトップ高

登校もできず試験も受けられない息子の成績はひどいものだった

当然私は合格できるとは夢にも思っていなかった

中学3年になって治療の効果が現れ、

体調が回復し息子は毎日登校できるようになった

一年間猛勉強をして息子は先の親友と同じ高校に合格

その高校に合格できたので、医学部進学の道が拓けたと思う


【カウンセラーから医師へと進路変更】

中学の卒業アルバムに「◯大法学部に行きたい」と書いていた息子だが、

高1の時は臨床心理学を学び学校カウンセラーになりたいと考え文系に所属していた

中3で登校できるようになった時、

息子はいじめが原因で不登校になっているひとりのクラスメイトに配布物を届けたり、

登校時、学校とは逆方向の彼の家に彼を迎えに行ったりしていた

このクラスメートとの関わりが息子の心に深く残ったと思う

ともかくそこで初めて息子がカウンセラーを目指していることを知った私は、

当時娘が大学の心理学部で学んでいた友人に相談した

彼女は言った

「うちの娘は今になって医学部を目指せば良かったと後悔しています

日本ではカウンセラーの立場は弱く、お薬を処方することもできません

息子さんはまだ高校生

ならば医学部を目指して精神科医になることを勧めます」

私は帰宅した息子にこの言葉をそのまま伝えた

息子はアドバイスに従い医学部受験に進路を変更することにして、

高2から理系コースに変えた

そして国公立の医学部に現役合格

医学部入学後、精神科ではなく、他を選択し医学部を卒業

国試に合格、現在に至る


【親として】

息子が医師を目指したのは、息子が重い病気になったこと、

不登校になっていた少年の存在、私の友人のアドバイス、

親友として、ある時はライバルとして共に歩んだ息子の親友の存在があったからだと思う

そして息子が医学部に合格出来たのは、

そんな息子を励まし助けてくれた塾の先生や、

中学高校の先生に恵まれたからだと思う

ほんとうに中学に登校できなかった一年半は息子も私たちも辛かった

私たちの前には「将来」などなかった

朝、近所の子供が登校する姿がどんなに羨ましかったことか、、、

多感な時期に「死」と向き合った息子

彼は一度死んだ

そこから蘇った息子はそれまでの息子ではなかった

「自分は絶対諦めない!」という信念を持ったと思う

彼は今、金儲け主義の医師ではなく、

現場で働く実直な医師を目指しているように見える

私はそんな息子を陰ながら応援している

今日の聖書通読箇所
創世記  3章
旧約聖書を一日一章読んでいます


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コメント

  1. つつじ より:

    お雪さま

    こんにちは。
    息子さんの職業選択の記事のご掲載ありがとうございます。
    災害などに派遣される医師を目指されたり、救命の医師を目指されるには何か人生を動かされる出来事がおありだったのかな、とお察ししておりましたが、そんな逆境ともいえる困難を乗り越えての事だったのですね。
    心が熱くなりました。

    息子さんは、ご自分の意志で医者の道へ進まれた、というのはもちろんですが、何か導かれたようにも感じます。きっとこの先も守られていらっしゃる気がいたします。
    素晴らしいお話をありがとうございました。

    息子さんの今後のご活躍を心よりお祈り致します。

  2. お雪 より:

    つつじさま
    読んでいただきありがとうございます
    中学生時代、息子は月一回病院に通う以外は、
    ほとんどの時間を6畳の自室で一人で過ごしていました
    復学したときには制服のズボンの裾が10センチも短くなっていたのを思い出します
    自分の命と向き合ったことが後の人生に大きな影響を与えたのでしょう
    つつじさんのおっしゃる通り、
    息子の周りにたくさんの助け手が与えられ、
    導かれてきたと思います
    つつじさんの息子さんも同じように周りの人との関係の中で、
    将来を決めていくと思います
    お祈りをありがとうございます
    私もつつじさんの息子さんご一家のことをお祈り致します

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