ほとばしる想いに・・・


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昨日の夕ごはん

ホッケの焼き魚、じゃがいものそぼろ煮、三角揚げ焼き、かぶの味噌汁、九穀米入りご飯

ふるさと納税の返礼品の干し魚もあと数回分

こらえきれずに読んだ

NHKラジオらじるらじるの聴き逃しで「朗読」を聴いている

今聴いているのは林芙美子著「浮雲」

前編は昨年既に放送

今年になってから後編が再開された

私は林芙美子の作品が好きで、彼女のほとんどの作品は読んでいる

しかし、朗読を聴いているうちにその先を読み返したくなった

本は持っていたと思うが、字が小さくて今となっては読む自信がない

そこでiPadを使って青空文庫で読むことにした

「朗読」も終盤に差し掛かっていたので、残りは一時間余りで読み終えた

林芙美子の作品が好きなのは、

貧しさのどん底にあっても生きるニンゲンの逞しさに感動を覚えるからであるが、

今回はまた違った意味で林芙美子の人となりを考える機会となった

ネタバレになるので多くは語らぬが、

今回は主人公の一人であるゆき子と私に共通点を見つけた

それは常に意識の中に男性がいることである

私の友人には男っ気がなくても楽しく生きている人がたくさんいる

しかし、私の人生には殿方の存在が必要だ

私を壊れるまで強く抱きしめて、、、などという欲望を無くして久しいが、

精神的には男性(今は夫)の存在がなければ、生きていくのがつまらない

私の心の支えでもある

なので、この浮雲のゆき子の言動に共感できる

私も好きな男と一緒にいるためなら地の果てまでもついていくと思う

夫とは夫婦で当たり前のように毎日顔を合わせているので、

これほど激しい感情は起こらないが、

もし夫に万が一のことがあって、言葉をかわすことができなくなったら、

生きていく気持ちになるだろうかと思う

だが、この林芙美子の本を読んでいると、

ニンゲンは悲しみを「しょうがないこと」として受け入れる力があることを感じる

ニンゲンは本来惨めなものである

そんなニンゲンの姿とおのれを重ねて力をもらう

林芙美子の作品を篤く語る私に夫は呆れ顔

夫は私が経験したこともないような貧しい暮らしを経験しているが、

私ほどニンゲンに失望していない

そこが私が夫を尊敬するところでもある

今週が終わる

来週、いよいよ夫が入院する

過去に夫が海外への出張で二週間ほど留守にすることがあった

その時はさほど寂しいと思わずに時間が流れた

でも、今回はなぜか寂しい

なので普段考えもしない夫への感情へ意識がいくのだろう

夫とあと何年一緒に生活できるかわからぬけれど、

まだまだ夫と話しがしたい

これから先も、夫はひとつひとつの事象に対してどんな考えかたをするのか知りたい

私にとっては夫はこの世でたったひとりの「男」である

60近いおばさんが、林芙美子の本を読んでこんなふうに盛り上がるのだから、

林芙美子はやはり優れた作家だと思う(笑)

ちゃんちゃん


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