「こんなはずじゃなかった」人生


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昨日の夕ごはん

冷やし中華胡麻だれ味、モロッコいんげんのお浸し、おからの炒り煮、金時豆の煮豆

昨日は急遽歯科と美容室に行くことにしたので、

午前中にシーフードカレーを作り昼ごはんに頂き、

夜は始めて購入した茹でなくても良いラーメンで冷やし中華

しかもいつもの味でななく胡麻だれ味にした

ところが、これが夫には不評

「麺が伸びてて、タレが甘い」と、食べながらグチグチ、、、、、

お昼に作ったカレーも「このルーはどうしたの?薬臭いな」と文句を言っていたので、

さすがに私もキレて「そんなに文句があるなら、自分で作ったら?」と言い返した

確かにこの冷やし中華は不味かった

でも、始めて買った商品だったし、ハズレだってある

私が一日在宅で時間をかけて食事の支度が出来る日ばかりではない

私だって仕事以外で外出したい時もある

たまに外出した日くらいは手抜きの料理でも黙って食べて欲しい

先日町田貞子さんの片づけの本を読んだが、

快適な生活をしようと思ったら家族の協力は必須だ

夫は毎日のゴミ捨てと家の営繕を担当している

でも、私が60歳になったら、もう少し家事を分担してもらおうと思う

今は休日の夕ごはんを一緒に作っているけれど、

その他、お風呂場を使ったら風呂場の床をブラシで軽く洗って出るとか、

玄関には靴を一足以上置かない、洗濯物干し場に乾いている洗濯物があったら、

自分の分だけでもタンスに片付ける

これだけでも協力して欲しい

「こんなはずじゃなかった」を読んだ

6月11日のブログでこの本を読みたいと書き図書館に予約したのが、

昨日ようやく借りることが出来た

字が大きいので一日で読み終えることが出来た

私の読後の評価はA

人生の最晩年の感情がリアルに表されていて、

私自身の老後をイメージすることができた

途中何度も本から目を上げて私の父の晩年のシーンを思い出した

父は母を目の前で事故で亡くしたショックで、ある時期せん妄に悩まされ怯えたことがあったが、

早川氏も初めての入院後にそのような現象に悩んだとあった

父の場合は町の人が自分の悪口を言っているので辛い、、、と言って、

海に飛び込んで死のうとした

「そんなことは絶対にない」となだめたが、本人の耳にははっきりと聞こえる

その症状は自然に収まったが、その時のことを後から父に聞いても全く覚えていなかった

一人暮らしを初めて3年くらい経った時、トイレで転び大腿骨を骨折

長期間入院し退院後すぐに有料老人ホームに入居した

すると今度は「生きるのが辛い、早く死にたい」と洩らすようになった

個室には最低限の荷物とベッドとトイレ

車椅子となった父は外出は通院の時のみとなった

毎日身体の不調との闘い

姉と交代で一日置きに部屋を訪ねたが、

父の部屋はまるであの世の待合室のようで、

ドアを開ける前にはいつも深呼吸をした

ある時、訪問すると父が「お雪ちゃん、あのね、わし、アタマがバカになってしまったの」と言い、

自分のアタマに指でくるくるぱーをした

あの時の父の気持ちが、早川氏の言葉で理解できた

年を取り、最後の仕事は死ぬことである

しかし、それはなんと厳しく険しい道程であろう

私の母のように事故であっという間に亡くなる人もいるが、

今の時代自然に死ぬということはとても難しい

私が恐れるのは、その時自分で自分の最期を選択する能力が失われることである

父も晩年、治療法を決めるときいつも言っていた

「お雪ちゃん、わし、わからないの、あんたが決めて頂戴」

そうなると家族は少しでも延命させる方法を選択する

長年、医師として高齢者に関わってきた早川氏でさえ、

晩年は家族に治療法を委ねた

私も最期までしっかり自分の命に向き合う自信はない

しかし、読み終えて、早川氏の正直で素直な人間性にとても共感した

我慢しないで「さびしい、苦しい」と言っていい

だってそれが本当なんだもの

人間ありのままの姿で自分らしく死んでいく

それを教えてもらった

私はどこかでかっこよく死にたいと思っているところがあったけれど、

死ぬ時にはそんなことは言っていられない

七転八倒して死んでいく

そう思ったら、生きていくのが楽になった気持ち

私の父も最後に病室を見舞った時、

私と夫の手を取り、二人の手をつなぎ合わせ、

「二人仲良く暮らすんだよ」と言ったのが最期の言葉となった

おかずに文句を言われたからと、喧嘩をしていられない

父の最期の言葉を守らねば、、、

父の肉体はこの世にはないが、

父の想いは私の中にしっかりととどまっている

母の事故や自身の病など、辛いことをたくさん経験した父であったが、

最期まで懸命に生きた父を誇りに思う

早川氏のこの本を読み終えてそれに気づかせてもらった


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