夫の冗談を笑えない自分に苦しんだ


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昨日の夕ごはん

鮭の醤油漬け焼き、じゃがいもの炊合せ、茄子とピーマンの味噌炒め、

豆腐とわかめの味噌汁、麦入りご飯

「家を売った友人」から頂いた生鮭を醤油と酒に漬けて焼いたら、

とても美味しかった

新鮮な魚はどんなにしても美味しい

九穀米がなくなったので昨日から押し麦入りのご飯

夫に対する愛情の浮き沈み

昨日は、夫に対する苛立ちがピークに達し、

もう顔も見たくないほど夫に対して嫌悪感でいっぱいになった

きっかけは、数日前までさかのぼる

その日は私の学校の仕事があり、

帰りに夫の職場に寄って夫の運転で帰宅

坂道を上って夕暮れの美しいシルエットが目に映ったときだった、

何かの話題の流れで8年ほど前に夫が言ったひとことを思い出したのがきっかけだ

もう10年以上前になるが、

私は一時犬が飼いたくてたまらなくなった時があった

親友と動物愛護センターに行って犬を見せてもらったこともある

そこで健気におすわりをしてじっと私を見ているビーグル犬を見て、

一旦家に帰ってから夫を説得して飼うと決めたが、

電話で問い合わせると私が見た直後に見た人が引き取った後だった

それからも、里親を募集している犬を検討したが、

その後母が事故死、父の介護も始まり犬を飼うどころではなくなった

その間、この家に戻って住むようになったけれど、

色々と不具合を直すのにおカネがかかり、

犬を飼うというゆとりもなくなり、犬を飼うことを諦めた頃だった

お隣の家が建て替えをするために古い家を壊し、

土地を更地にした

私と夫は隣が見える窓辺に立ち、見晴らしが良くなった隣の土地を見下ろしていた

私が「ああ、ここの土地が買えたらこんなに見晴らしがいいのね」と言ったら、

夫が「うん、ここを買うかい?そして犬牧場にするかい?」とニヤニヤして言った

この一言を聞いた瞬間

私はとても夫を蔑み、

土地を買うおカネもないのに、犬牧場ですって?

この人はなんてホラ吹きなんだ、、、、と悲しくなった

これが、「犬を飼うかい?」ならまだ許していたかもしれない

「犬牧場」この言葉が私を大きく失望させた

まったく現実味がない

冗談だろう

しかし、笑う気持ちにならなかった

その時、私はまだ犬を飼えない現実に打ちひしがれていたのだ

多分その「犬牧場」話を聞いたときの美しい風景が、

車窓から見えた景色とだぶって、その悲しい記憶を蘇らせたのかもしれないが、

とにかく、その時から夫の顔がホラふき男に見えて、

怒りがわきあがってきた

夫におもむろに「あの時、犬牧場と言ったね、、」と投げかけると、

夫はまたしてもふふんと笑い、まったく反省の色を見せなかった

それでとうとう昨日もろくに話すこともせず一日すごした

自分でもこんなことで勝手に腹を立てていることが大人げないと思う

もう還暦になると言うのに、犬一匹飼えなかったことでこんなにごねる自分も惨めだ

そんなに飼いたきゃ、飼えばいいじゃないかと思うが、

今は猫の介護もあるのでもう犬を飼う気持ちはない

「犬牧場」発言はただのきっかけで、

ほんとうはそんなおカネがないくせに、、、、という夫に対する怒りがくすぶっている

しかし、夕ごはんを作りながら、私というニンゲンをつくづく考えた

夫に犬を飼う稼ぎがないとぼやくなら、

なぜ自分がもっと働いて稼ごうと思わなかったのだろう

そもそも私はいつも夫の稼ぎに頼って生活をしていたのだ

その私に夫を責める資格はあるのか

夫は結婚してから、一緒に学生生活を送ったほかは、

どんなにハードな仕事でも休まず働き、妻子を養ってきた

私が病弱で医療費がとてもかかった時期も何も言わず出してくれた

今だって少ないお小遣いでやりくりして頑張っている

それなのに、

私はなんと傲慢な妻なのか、、、、と、反省した

やはり、夫婦がうまくいくには、互いに相手をねぎらう気持ちを持って暮らさねばと思う

私がこんなふうにしおらしくなるのは、

食事の支度をしているときだ

私は料理が苦手

毎日同じような献立の料理を作りながら、

それを黙って食べている夫に感謝する

もし、私が料理自慢の奥様だったら、

こんなふうに反省する機会を逃していたかもしれない

そう思うと、自分に欠けがあることも感謝だと思う

そんなわけで、今日からやっとまた夫と普通に話しができるようになってきた

「犬牧場」の記憶は抹殺したい

いや、いつか「犬牧場」という言葉を聞いても、

「そういう時があったね」と笑えるようになりたい

ほんとうに私というニンゲンはまだまだ成熟していない

一体いつになったら、理想の大人になるのかな。。。。

夫は私の低気圧が過ぎ去るのを「いつものこと」として黙って待っている

彼はほんとに大人だ

そんな彼に私は救われる


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