コロナ禍「医者母」の覚悟を決める

昨日の夕ごはん

身欠きにしん、かまぼこ、根菜の味噌汁、お節の残り、

ミルクゼリーと苺、九穀米入りご飯

冷凍庫に入っていた身欠きにしんを焼いた

かまぼこは松になった

これで正月料理はオシマイ

ドナルド・キーン先生に励まされ・・・

ドナルド・キーン先生の「百代の過客」を読んでいる

紀貫之の「土佐日記」に始まって日記文学について詳細な分析を読んで、

日記はやはりおのれの気持ちの奥深くにあるものを、

赤裸々に書いてこそ後までも記憶に留まることを学んだ

、、、というわけで、

私も私自身のために新年早々ではあるが、

現在の正直な気持ちを綴ろうと思う

先日のブログで医師であり、

ペシャワール会現地代表でもあった中村哲氏のことを取り上げた

氏は2019年殺害されこの世を去ったのは周知の通りである

今から四半世紀前、

私は中村氏の講演会に誘われたのに、

忙しいことを理由に断った

日本で医師として働いていたら、

安定した生活を送れるのに

わざわざ中東に出かけて命をかけて活動をする中村氏に対して、

あまりにも志が高すぎて、

私とは全く別世界の人、と切り離して考えていたこともある

しかしはからずも今になって、

私も中村氏のお母様の気持ちを考える時が与えられている

今から15年ほど前、高校生だった息子が進路を決めなければならなくなり、

最終的に医学部を受験すると決まった時、

私は戸惑ったが、合格通知を受け取った時から、

息子のことで鼻高々となった

なんと言っても国公立の医学部は難関だ

私の息子が当地で一番の高校を出た知り合いの息子さんが何年浪人しても不合格だった大学に、

一発で受かったことから、私の勘違い人生が始まった

忘れもしない

私は息子から医学部の現役合格通知を受け取ったとき、

母親として「勲章」をもらったような気持ちになったのだ

ところがそのような至福の時間は、

息子の大学卒業とともにあっけなく終わった

息子が医師国家試験の合格発表日に「ある女性」と入籍したのである

それから、息子が離婚するまでの五年間は私にとっておのれの心の闇を見つめる時間となった

それからほどなくして新たな赴任地に移動した息子から、

そこで知り合った女性と恋に落ち、

再婚するという知らせがきた

しかも、その女性は息子の子を宿しているという

一度ならず二度までも私は息子の結婚で驚くこととなったが、

再婚相手や彼女の両親に会って私たち夫婦も心から安堵した

息子は一昨年、子も与えられ結婚式を挙げた

そこで私は親戚縁者もいない土地で仕事に燃え、

たくさんの仲間にも恵まれた息子を見て安心して彼の地を後にした

ところが、それから程なくして新型コロナウイルスの日本での感染が始まった

中村哲氏は常にテロの危険にさらされていたが、

息子は日々新型コロナの危険にさらされることとなった

住まいも病院と隣接しているので、

日本国内に住んではいるが、息子と会う目処は全く立っていない

中村氏のご両親も毎日息子の命が守られることを祈っていたであろうが、

私もハイリスクな環境下で日々奮闘している息子のいのちを思わぬ日はない

息子が医者になったことで、彼がこんなにも危険な状況に置かれることになろうとは、

全く想像もしていなかった

息子の勤務する病院には、連日重症患者さんが次々と搬送されてくるのに、

まだワクチンも届かない

しかし、一昨日ビデオ電話で見た息子は愚痴ひとつはかなかった

医療従事者の自殺者も出ている中で、

日々自分の責任を果たしている

その姿を見て、私も母親として気持ちを入れ直さねばと思わされた

中村氏も多くの難民のために命をかけて仕事を全うしたが、

今日本全国の医療従事者たちが、

連日爆発的に増える感染者に対して命がけで向き合っている

私も息子の意思を受け入れ、何があっても覚悟しよう

息子は結婚してまもなく、DMATの資格を取った

災害地に駆けつけ率先して治療に当たることを望んだ時、

妻であるお嫁さんも息子がいのちの危険にさらされることは覚悟しただろう

恥ずべきことだが私は、

一年以上も会えず、ますます悪化する感染状況を聞きながら、

息子が医師になったことすら恨めしい気持ちになっていた

平和な時には医師の息子を誉に思い、

禍の時には医師でなければ良かったと思う愚かな私

新年を迎えた今、

今一度、自分の心を見つめよう

そして、どんなことがあっても落ち着いて息子の家族をサポートすることができるように、

覚悟を決め、祈りとともに自分自身の心を整えていきたい


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