「医療崩壊」で、未来が見えない中息子と話す


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昨日の夕ごはん

海鮮中華炒め、ざらめ大根、白菜の甘酢、春雨と卵わかめのスープ、

九穀米入りご飯

コロナの感染者数が上昇の一途を辿っているので、

買い物も週イチに控えている

なのでどうしても色目の良い野菜に欠ける、、、、

買い物に行く時は、しっかりメモをして買い忘れがないように気をつけねば、、、、

息子からビデオ電話が来た

今月実家で私の両親の回忌法要があるので、

息子にLINEでお供えの花を送るように依頼

すると程なくして息子から電話がきたのでビデオ電話で出た

息子は私の実家の詳しい住所を知らなかった

最後に実家に行ったのは父の葬儀の時だったからもう五年以上経っている

コロナでなかったら、

或いはこの機会に息子一家と一緒に私の両親の法要に出席できたかもしれない

私の両親は息子が医学部に合格した時、私たち以上に喜んだ

残念ながら祖母である母は、息子が大学生の時に亡くなってしまった

医学生になった時、

「死ぬときは○○くんに診てもらえるね」と言っていたのだが、

その願いはかなわなかった

私も両親の家業を継ぎ、両親を最期まで看るつもりで夫と結婚したが、

数年で家を出ることになってしまったので、

両親には申し訳ない思いでいたけれど、

息子が医学部に入った時の両親の喜びようを見て、

少しは親孝行できた気持ちになった

そのように両親の生きがいにまでなった息子であるが、

昨日の電話で息子の勤務する病院の様子を聞いて、

私は息子の身体が心配で医師であることを喜べない、、、

元旦に来た電話では息子の勤務状況について詳しく聞かなかったが、

今回の緊急事態宣言を受けて、今病院はどんな状態なのかと聞くと、

息子は「医療崩壊、医療崩壊だよ」と2回繰り返した

昨日から三連休に入ったけれど、

息子にはもう休みなどないという

昨日も朝早く病院に行き、帰宅は遅かった

病院ではもうベッドの空きがなく、

息子は病院を出て、

新たにホテルで患者さんを受け入れる準備に携わっていると言っていた

もう何百人という患者さんがベッドの空きがなく、

自宅待機を強いられている

救急で運ばれた患者さんの呼吸が目の前で止まることもしばしば

「次から次と救急車で患者さんが運ばれてくるんだ、、、」

と息子は暗い表情でつぶやいた

画面に映る息子の居間

洗濯物が干してあり、

部屋には孫のおもちゃが溢れている

孫の布団も見える

居間に布団を敷いて寝ているようだ

息子はこの部屋から病院に通っている、、、

息子の傍らで、幼い孫が大きな声でなにかを話している

満面の笑み

父親である息子が帰ってきて嬉しいのか、、、

お嫁さんが私の顔を見せて孫に「バーバ」と教えている

婆か、、、

ほんとは「マミー」と呼ばせたかった

しかし、もうこうなったら婆でもなんでもいい

スマホのカメラが息子の深刻な顔と、孫のあどけない顔を行き来する

息子が幼い時、

亡くなった私や夫の両親がしていたことを、

30年経って今度は私たちがしている

歴史は繰り返す

しかし、私たちの世代は孫との時間を楽しむことができるのだろうか

ババでもジジでもいい

この目で実際に孫の顔を見てみたい

現時点で明るい未来はまったく見えない

今が底の状態なのか、これからもっとどん底に向かうのか、

どんよりとした闇が私たちを覆っている

そのような状況で、私たちは今日一日を積み重ねていく

淡々と

時に感情の浮き沈みはあっても、

とにかく一日一日淡々と、、、、

今日のいち日が未来に続くと信じて

そうしたらきっと希望が見えてくるはずだ

人類はどんな危機も乗り越えてきた

今回も乗り越えられる

”孫たちに未来をください!”

そう願って息子と孫に別れを告げた

画面の向こうで息子と孫が笑顔で手を振った


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