”田舎モン”であることに誇りを持つ


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昨日の夕ごはん

白菜のクリーム煮、切り干し大根の煮物、鶏肉と里芋の煮物、

鶏の唐揚げ、ご飯

煮物づくし!

ぼうっとしながら好きなものを作ってたら、煮物づくしになった(^^ゞ

炊飯器から鍋で炊飯に移行して三回目のごはん炊き

今回はステンレス鍋で2合の炊飯

昼食後米を洗い、一時間以上水に浸した米を炊く

最初沸騰するまでやや強火、コトコト言ったらとろ火で20分、

その後ヒーターからおろして鍋帽子をかぶせて20分

とても美味しく炊きあがったので、今後はこの作り方で続ける

うちのIHヒーターにはタイマー機能が付いているので、

とろ火にしたらもう気を使わなくても良い

これなら簡単で続けられそう

(前回はとろ火に20分かけずにすぐ鍋帽子で炊飯したら、

芯が残ってイマイチだった)

生まれ育った地に住む人々の個人史の本を購入

今年に入ってから地方紙を通して、

私が生まれ育った土地の個人史をまとめた本が出版されていることを知り、

さっそく購入した

私は陸の孤島と呼ばれる土地で生まれ育った

中学の時の修学旅行で、都会の中学の生徒と同じ旅館になった

旅館の入り口には歓迎の看板の下に、

宿泊している学校の名前がいくつか掲げられていた

私の中学以外は都会の中学だった

都会の中学の女生徒は皆スカートを履いていたが、

私の中学だけ女生徒もスボンを履くよう指導されていたので、

一目ですぐにそれとわかった

廊下で他校の生徒とすれ違う時、

男子生徒が私たちのほうを見て「かっぺ」と言って笑った

その時から、私は自分の故郷を恥ずかしく思い、

それが大きなコンプレックスとなっていった

大人になり私も都会に住むニンゲンとなったが、

知り合った人に「どこの出身?」と聞かれると、堂々と答えられない私がいた

すぐに答えないと「東京?」などと聞かれる

するととても嬉しくなった

それが最近になって、

私はそのコンプレックスがどこから来るのか向き合いたい気持ちになった

このコロナの影響も多分にあるだろう

毎日毎日東京の感染者数がトップニュースとなり、

大都会のリスクに注目がいくようになり、

「東京から来た」という人に会うたびに身構える日常となった

昨年からのコロナ禍で、都会の「魅力」より「怖さ」のほうが増してゆく

600ページに及ぶその本を読んだ

取材を受けた人々の中には私が幼い頃お世話になった人もいた

今も地元で生活する人、マチを出た人の様々な人生が個人別にまとめられている

それらの人生を読んで、

私は故郷を恥じて生きてきたことを申し訳なく思った

特別これといった産業のない田舎町だが、

生まれた土地で、嫁いた町で、親の仕事の都合で住むことになった所で、

懸命に生きる人びとの生きた証し

私は私が生まれ育った町をとても懐かしく愛おしく思った

故郷を離れて40年

「かっぺ」と蔑まれたことがショックで、

故郷を封印していたが、

恥ずかしいのはその言葉に負けた自分だということに気がついた

故郷

今も自然を愛し、

その土地で歳を重ねた人たちがいる

私は今は老人となったこの人々の中で育てられたのだ

そのことをどうして恥ようか

田舎の人びとを恥ずかしく思う私のほうが恥ずかしい

いつの間にか、私は「かっぺ」と蔑んだ側のニンゲンになっていた

人は生まれる土地を選んで生まれることも、

ましてや親を選んで生まれることもできない

それを自分が特別なニンゲンでもあるかのように、

奢り高ぶって生きていくことはとても愚かだ

田舎の片隅で自然と闘い懸命に生きてきた人の生き様を読んで、

私自身の中にある高慢な思いに気がついた

これから私がどこの出身か尋ねられることがあったら、

私は胸を張って故郷の名前を告げよう

私の生まれた小さなマチの歴史と人々に関心を抱き、

時間をかけて丁寧に取材し、

一冊の本にまとめてくれた著者である歴史家の働きに心から感謝した


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