苦しみが喜びに変わった記憶に支えられ


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昨日の夕ごはん

ビーフシチュー、サラダ、ご飯

牛すね肉を圧力鍋で煮た

トマト缶、ケチャップ、ウスターソース、ワイン、塩コショウ、

チキンコンソメ、醤油で味付け

タバスコと粉チーズをかけて食べたら、夫が「うまい、うまい」と食べた

病に倒れた息子であったが

昨日、息子と同年代の女性と会った

彼女は若くして子を産んだので、

その子はこの春中学生となる

先日、中学校の制服を購入したとのことで、

息子さんが制服を試着した時の写真を見せてくれた

見るとズボンの裾が20センチほど外側に折っている

中学生の制服の写真を見たら、遠い昔の日々を思い出し、

思わず「できるだけ裾は長く残して裾上げしたほうがいいわよ」とアドバイスした

私たち家族は息子が中学生になる時、夫が会社を退職

新たな分野の勉強をするため、住み慣れた街を出て、

東京での狭いアパート暮らしとなった

希望に燃えて中学に入学したが、

4ヶ月ほど経った2学期に息子は病に倒れた

病名がわかり治療の成果が現れるまで一年半自宅で療養

3年生から復学することになり、

久しぶりに制服を着てみると、全てが小さく、

まるで大人が小人の服を着たような有様になっていた

やっと治療の効果が現れ復学することになり制服を出してみると、

中学入学の時に誂えたズボンから、足が30センチ近く伸びている

運動靴も全て小さく、全て買い換えることになった

当時の息子の身長はすでに1m80センチを超えていて、

足のサイズは29センチ

中学に入学する時は私よりも背が低かった息子が、

二年の間に見上げるばかりになっていた

あれもこれも、遠い昔の話し、、、

その息子も今や一児の父である

私にとって息子が中学生だった時の記憶は辛かった印象が強く残っている

制服姿の子どもの写真を見て、

あの辛かった日々を思い出した

しかし、あの一年半にわたる闘病生活は彼の未来を変えた

彼は医療によって生かされた経験を通して自分も医師になる志を持ったのだ

あの辛い経験がなかったら、

彼はまた別の人生を歩んでいただろう

ほんとうに東京で暮らした3年間は、

私たちにとってはそれぞれに必要な時間だったと思う

息子の足が30センチもズボンから飛び出している姿を見た時、

私たち家族は息子の発病以来はじめて三人で声を出して笑った

あの光景を思うと今でも胸がいっぱいになる

今日という一日の始まりに

コロナ禍になって息子とも一年以上会っていない

息子が最後にこの家に帰ってから3年以上経ってしまった

コロナの患者さんに対応する息子といつ再会することが出来るのか、、、

今年二歳になる初孫に会うことができるのだろうか

毎日、息子家族のことを思わぬ日はない

昨年は、あの時同様、出口が見えないトンネルの中を歩いているような辛い日々だった

息子に会わない間に私も60歳になり、

おばあさんの入り口に立っているような感覚をおぼえるが、

私の人生はまだまだこれからだ!

これから迎える最大の試練は私か夫の「老い」だろう

息子は大きく成長したが、私たちはしぼむ一方だ

しかし、それでも家族である夫とこの試練を乗り越えたい

さて、今日はどんな一日になるだろう


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