横溝正史の小説に出てくるような家族関係に生まれ


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今日の昼ごはんと夕ごはん

昼ごはん

五島列島のうどんに野菜のかき揚げのせて

つけ麺で頂いた

頂き物の五島列島のうどんは、細いがコシがあって食べやすかった

ちくわ、しめじ、玉ねぎ、人参、モロッコいんげんでかき揚げ

新しいキャノーラ油で揚げた天ぷら

材料は質素でも油が新しいとサクっとしてとても美味しい

かき揚げは、婦人之友のレシピで、

卵一個、水40cc、小麦粉カップ半分で作っている

夕ごはん

メンチカツ、野菜盛り合わせ、

ジャーマンポテト、キムチ、大根と白菜の味噌汁、ご飯

メンチカツは以前作って冷凍しておいたものを揚げた

まとめて衣をつけて冷凍すると簡単に夕ごはんの一品ができる

横溝正史の小説に出てくるような家族関係に生まれ

セカンドステージに移行する前に「自分史」を書こうとしている

今日はそのために過去を振り返る

前回の記事の続き

私の家族関係図

この家族関係図を夫に見せたら、

「まるで横溝正史の小説に出てくるような家族だ」と言った

祖父母Bは祖父の病気が祖母に伝染り、祖母が不妊となった

そこで、その事情をよく知った人が父に、

祖母Bのために戸籍上従姉妹関係にある母との結婚を勧めた

父は祖父母Bのために幼馴染でもあった母との結婚を受け入れ、

母は母で幼い時に父親がなくなりひもじい思いで育ったので、

非常に裕福な家だった父と結婚することを望んだ

母は父とは3歳違い

幼い時から東京生まれのお坊ちゃまであった父に憧れの感情があったらしく、

縁談が来た時は即受け入れたと言っていた

私は少女時代ロミオとジュリエットの映画を観て、

どんな障害があっても厭わないほど私を愛してくれる男性の出現を願い、

結婚は愛が全て

相手のためなら命も惜しまないという人との結婚を願っていた

なので、両親の結婚の動機を聞いた時は、ひどく失望した

しかし、今になって己を振り返ると、

100%純粋な思いで夫を結婚相手として選んだかというと、

そうではない

私も私の都合の中で夫との結婚を決めた

そして、夫もそうであったと感じる

そしてそれが結婚だと思う

結婚の始まりはそうであっても、

二人が共に困難を乗り越える中で、

結婚するということを学ぶのではないか

そして人間として成熟していくのではないかと思う

人間はいくつになっても不完全だ

最も身近な夫を通しても心が磨かれていくと考える

話しを戻そう

家族関係図を見るように、

皆心になにかしら持ったまま、

家族というカタチになった者が集まった家庭だったので、

子ども心にもなにか緊張する空気が漂う家であった

私の家庭は商売をしていた

住み込みで働く従業員も何人かいて、

心安らぐ家といった雰囲気は皆無だった

母は家業の商売に非常に熱心

私が生まれる前年(1959年)皇太子のご成婚があり、

それが契機で田舎でもテレビの普及が広まった

母いわく同じ町の電気屋さんの旦那が、

「うちの縄張りを荒らすな」と怒鳴り込んできたくらい母はテレビを売りまくった

昭和35年に販売していたテレビ

よほど儲かったのか、

母は私が生まれる直前までセールスに出かけていて、

いよいよ産気ずき、産婆さんを呼んだものの、

出産が夜中で産婆さんが隣で寝てしまい起きなかったので、

私を生んでから、

母は産婆さんを足でつついて起こした

そうして生まれたのが私なのだが、

3番目に生まれた私も女だったので、

皆、非常に落胆したそうである

それを知った母はもう二度と子どもは産まないと決め、

四人目を妊娠した時、父にも相談せずに一人で堕胎手術を受け、

不妊手術も受けて帰宅した

「おんなわらしばかり生んで・・」という家族の言葉に、

母の心は深く傷ついていた

後になって母が堕胎したことを私に告げた時、

「堕ろした後、お医者さんから男の子だったと聞いて泣いた」と、

悲しそうにつぶやいた顔を忘れない

今は男児を生むより女児のほうを喜ぶ時代

男児を産まない女性がどんなに悲しい思いをしていたか、

今の若い人には想像できないかもしれない

近年は皮肉なことに、男児しかいないと同情される時代となった

いずれにせよ生まれる子の性別であれこれ言われ、

母のような女性が実際に存在したことを忘れてはならない


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