夫に背中を押してもらい心を決めた


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今日の夕ごはん

肉詰めピーマンオイスターソース味、かぼちゃの甘煮、

ほうれん草と揚げと卵の味噌汁

夫に背中を押してもらい心を決めた

先日、ある男性から絵画展の案内がきた

この80代の男性はかつて私の仕事のお得意様であった

非常に優秀なお嬢様が30代で早逝

そのショックと悲しみが癒やされぬまま年を重ねていらした

お嬢様が存命なら私と同い年

そういうこともあったのか、

個人的にもこの男性ご夫妻には随分可愛がってもらった

ところが、

親しくなるにつれて私の仕事に色々とアドバイスするようになった

最初のうちは、伺っていたけれど、

次第に考え方の相違が目立ってきた

そして、ある時、決定的なことがあって、

そのご夫妻は私の仕事先との繋がりを切った

私は残念な気持ちではいたけれど、

これも仕方がないことと受け止め、

気まずい思いを残したまま、個人的な付き合いもなくなった

あれから5年ほど経ったと思う

今回来た絵画展のハガキの宛名は見覚えのある男性の筆文字で書かれていて、

ハガキの下に小さな文字で男性の在廊時間が書かれていた

これは、また私に会いたいということだろうか

在廊日時は私の学校での仕事の日と重なっているが、

ぎりぎり頑張れば時間に間に合うかも知れない

しかし、互いに行き違ってしまった感情もあり、

仕事で疲れた後に、また気を遣うことを避けたい思いにもなった

そこで、今朝夫にこのことを相談して見ると、

夫

そうだね

もう仕事上の付き合いはないのだから、

このまま会わずに終わるという道もある

だが、男性は身体も弱く高齢だ

この機会を逃したら、もう二度と会う機会はないだろう

もし、将来男性が亡くなったという知らせを聞いた時、

あなたはどう思うだろう

わだかまりを残したまま男性と終わることになるのだ

それでいいのか?

彼はあなたに会いたくなったから、

わざわざハガキを出したのだと思うよ

それを聞いて、

しばらく外の紅葉を眺めながら考えた

そして、その日は薔薇の花束を持って画廊を訪ねることにした

彼はお嬢様の遺骨を入れるために、

ステンドグラスで骨箱を作り、そこに薔薇の花を描いた

お嬢様が亡くなってからもう四半世紀も経とうというのに、

まだ遺骨は墓に納骨されていない

自分達が亡くなった時に、

一緒に納骨してもらうと話していたのを覚えている

薔薇はお嬢様を思い続けるご夫妻への私の気持ちだ

会うことを決心したら、

気持ちが軽くなった

男性が去った後、残念な思いで哀しい気持ちにもなったけれど、

こういう機会を与えられたことに感謝

夫に背中を押してもらったことで、

私も気持ちに踏ん切りがついた


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