人生最後のご馳走は

昨日の夕ごはん

干しカレイの焼き魚、辛子明太子の焼いたの、ほうれん草の胡麻和え、

玉ねぎと揚げの味噌汁、九穀米入りご飯

焼き魚の日は猫がグリルの前で見張り番

匂いがたまらない様子

この魚は塩分がとても控えめだったので、

美味しいところを少し分けてあげた

猫もニンゲンも満足満足

たらこは焼いて食べるのが好き

ご飯を少しだけ残してたらこ茶漬け

痩せたいので、お代わりしたいのをぐっと堪える

人生最後のご馳走

昨日は母の命日だった

亡くなって11年

事故で突然世を去ったので、母の死を受け入れることができず、

家族は皆苦しんだ

私もずっと命日、母が事故に遭った時間になると、深い悲しみに襲われ涙で頬を濡らした

しかし、ここ数年そこまで落ち込むことはなく、

昨日はとうとうその時間になっても平静でいられた

その時間、美味しいたらこ茶漬けを食べていたこともあっただろう

今朝2019年の婦人之友7月号を読んだ

昨年、息子の結婚式で思いがけず大きな出費をしたので、

私は自分の趣味に関する出費を少しでも節約することにした

婦人之友は定価770円

それがフリマサイトで一冊300円以下になったら購入することにしている

何冊かまとまると送料分安くしてもらえるので、300円以下になることもある

この婦人之友もそうして半年遅れで手に入れた

届いてみると新品と変わらない状態

こんな内容の濃い雑誌をほとんど読まずに売ったのかと寂しい気持ちになるけれど、

その分私が隅から隅まで丁寧に読みましょうと、

大切に1ページ1ページ目を通す

今朝もそんなふうに読んでいたら、書評で「人生最後のご馳走」という本を紹介していた

以前NHKで緩和ケア病棟に入院している患者さんに、

栄養管理者が最後に何が食べたいか伺って、

それをお出しする様子を取材した番組で観たシーンを思い出した

私は何を所望するだろうと考えた

「赤肉メロン」が頭に浮かんだ

息子を出産直後、私は出血多量で死の淵をさまよった

その日、朝から陣痛が始まったので朝食もろくに食べることが出来なかった

息子が生まれたのは陣痛が始まってから12時間後の夜6時を過ぎた時だった

その後、分娩室は私への対応で慌ただしくなり私も次第に意識が混濁してきた

医師が輸血用の血液確保のため退室し、分娩室にナースと私二人だけになった時、

母と夫が分娩台の側に来て母がおもむろに弁当箱を開けて「何も食べてないでしょ

ほらとんかつを揚げてきたから一口でも食べなさい」と口元に持ってきた

こちらは口を開ける気力もない

とんかつと聞いてむしろその脂っこい匂いに気持ちが悪くなったほど

「そんなの食べられない」とやっとの思いで訴えると、

じゃ「メロン切ってきたからせめてこれでも食べなさい」と言って、

母は無理やり口にメロンを入れた

メロンも強烈な匂いがする

なぜこんなときに私の口にものを入れるのだ、、、と戸惑ったが、

そのよく冷えたメロンが口の中で溶けたとたん、

濃厚な甘みが口一杯に広がり私の意識はこの世に引き戻された

母がにっこり笑って私を覗き込んでいる

「このまま死にたくない」と思った瞬間だ

以来、メロンを食べるとあの日のことを思い出す

2700cc出血した私は他人様から頂いた輸血と医師の尽力で生き延びることが出来た

生まれた息子は医師になり、

生まれたばかりのわが子を抱くことさえできなかった私が、

昨年、孫まで抱く事ができた

あの「赤肉メロン」が生と死の分岐点

なので私の最後のご馳走には夕張メロンでなくてもいいから「赤肉メロン」を所望したい ^^;

途切れゆく意識の中で微笑んだ母の元に逝けるのだから、

私は喜びで満たされるに違いない

あのメロンが食べられる時期となるとこちらでは盛夏

季節ものだと手に入れるのが難しいので、あとふたつくらい候補を考えておこう(笑)



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