還暦過ぎて初めての「ペットシッター」

今日の夕ごはん

豚肉の生姜焼き、冷奴、長芋とかに風味かまぼこのゆずポン酢、

大根菜と揚げとわかめの味噌汁、キウイ

犬がいるので簡単メニューでささっと準備

還暦過ぎて初めてのペットシッター

今朝はいつもより早く目が覚めた

なんと言っても還暦過ぎて初めてのペットシッターデビューの日！

今朝、約束の時間に友人夫妻が車で到着

ご主人が名残惜しそうに愛犬を胸に抱いて車から降りた

犬はこれからおのれの身の上に起きることを肌で感じているようで、

ご主人の肩にヒシとしがみついている

友人からトイレマットやリード、エサ一式入ったバッグを夫が受け取った

私がご主人の腕から犬を抱っこする

まるで、幼稚園入園初日のように、

友人夫妻は未練を振り切るように車を発車

可哀想に・・・私の腕に抱かれた犬はブルブル震えていた

家に入るとやはりひとしきり啼いていた

私は犬が満足するまで家の中を好きに探索させた

やがて啼くのをやめて今度は入り口にじっと座って、

ご主人が戻るのを待っているふうだった

そして、この後、トイレではない所で、大と小をした (´・ω・｀)

緊張して出てしまったのだろう

しょうがない

これも想定済みだ

私が朝ごはんを食べ始めると、犬は落ち着かないそぶりで私の周りを歩く

食卓に座るとさっきまでの不安を忘れたように、

私の膝に足を乗せて食べたそうにしていたが、

私は目を合わせずさっさと食べ終えた

ここで、ニンゲンの食べ物をあげると、犬はもらえるものと思ってしまう

おすわりをさせてじっと我慢させた

夫が出勤してからいよいよ散歩に出かけた

ここで早くもハプニング

道を変えようと思ったら、犬が気に入らず、大きく頭を振った拍子に、

ピンクの首輪がずっぽりと抜けた(@_@)

普段首輪をしていないということで、

セットしてあった首輪が緩かったのだ

しかし、こんなことがあろうかとダブルリードにしていたので、

窮地には陥らなかった

ただし、非常に頑なに自分の行きたい方向に行こうとしたので、

しょうがなく抱っこした

むっちりとした尻は温かく、まだ会えぬ弟孫を連想させた

ちょうどこの犬と同じような体重だ(´；ω；｀)

道の半ばまで行ったところで犬の歩行を再開

甘やかせてはいけない、歩くのだ

こんな調子で午前中30分ずつ2回散歩

犬はここでも大と小をした

とても良い「大」だった

散歩から戻り風呂場で足と顔を洗い身体を拭いた

暴れもせずなかなか良い子ちゃん

お利口にしたのでおやつのビスケットを一個あげた

このあたりから、私に対する警戒心がなくなった

やっと信頼してくれたようだ

膝にも乗ってきたり、ボールを咥えて遊ぼうと誘ったり

そこで、午後からは私は犬と同室で読書

源氏物語「若菜の上」を読んだ

不思議なことにものすごく集中できる

そして今、私は犬の元を離れて、自室でブログを更新している

まったく吠えず、熟睡している様子

「寂しがり屋の犬で人がいないと吠える」と動物病院で言われたそうだが、

そんなことはない

警戒心が強いので、人の出入りを察知して吠えるのだろう

うちのように静かな環境だと、犬も落ち着いている

息子一家に犬の動画を送ったら、

犬好きな兄孫が「可愛い！」を連発していたそうだ

友人から、報酬として一日3,000円として2日分6,000円を頂いた

こんなに楽しい時間を過ごして、

逆にこちらがお礼をしたいくらい

私が恐れているのは、私の「犬飼いたい病」が再発しないかということ

15年ほど前あの熱病に冒され、一年ほど苦しんだ

しかし、あの時病にかかったおかげで、

犬を飼う知識を一通り持つことができたのだから、

必要な試練だったのかもしれない

夫にはまだ慣れていないので吠えてしまうが、

そのうち慣れるだろう

さあ、夜はどうなるだろう

暗くなる前にもう一度散歩をしてこよう

この分だと、もしかしたら、犬はソファーでひとりで寝るかもしれない

犬だってたまにはひとりになりたい時もあるだろう

友人には時折動画や写真を送ったので、安心して旅を楽しんでいるだろう

今回は友人夫妻にとって大切な旅だったので、

友人の助けになることができたことも、

私にとっては大きな喜びだ

・・・ということで、夕方も散歩して今日は犬と一緒に8500歩歩いた

追記

夫が帰宅しても全く吠えず、

私にもすっかり懐いたと夫が驚いていた