退職後の夫との生活を見据えて実践


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今日の夕ごはん

豚粕味噌漬けと野菜の炒めもの、切り干し大根の炒め煮、キャベツと揚げの味噌汁、

りんご

退職後の夫との生活を見据えて実践

昨年7月に帯状疱疹を患い顔面神経麻痺になった夫

あれから半年

十日に一回ペースで鍼治療に通った甲斐があって、

顔面の歪みはだいぶ回復

だが、下唇の筋肉は全く改善せず、

ほぼ毎回、食事の時口内を噛んで出血する

それでも普段はそのような不快感を私に表さず、

じっと耐えている

しかし、昨夜は仕事で疲れていたこともあって、

とうとう食事を中断

食べていたものをシンクの汚物入れに出したり・・・

しょうがないこととはいえ、

私も食事をする気持ちが萎えて、

早々に片付けにかかった

相手の体調が思わしくないのはどうしようもない

心配はする

けれども私も仕事をして疲れているので、

相手の感情に自分も引きずられるのは避けたい

これから私も夫も年老いて、

心身の不調が増えてくるだろう

そういう時、

夫と私の心の距離感が大切だと感じる

あまりにも相手のことを気遣うと、

こちらの気持ちまで落ち込んでくる

相手がどんなに落ち込んでも、

自分は自分の世界をキープする

これは他でもない夫から学んだ

私は40代の後半、

婦人科系の不調から月の3分の2は貧血状態で寝込んでいた

そんな私に対して夫は心配はしても、

淡々と接していた

それが私にはありがたかった

食事の支度に関しても同じ

私は料理が得手でないが、

夫が休みの日に少しでも料理を覚えてもらい、

将来に備えたいと週に一度夫に料理を教えようと考えたが、

実際取り組んでみると、

興味もやる気もない夫を仕込むのは困難を極めた

立ち上がる気持ちのないニンゲンの両脇を抱え、

力ずくで立ち上がらせようとするのと同じで、

指導するものだけが疲れ、何の成果もなく、

虚しさと苛立ちだけが募った

結局、数ヶ月でこちらが断念

以来、食事は全て私が作ると覚悟を決めた

そうしたら私の気分がとても改善

私亡き後、夫は食事に困るだろうが、

それは私の感知するところではない

冷たいようだが、夫がそういう生き方を選んだのだ

私が食事の支度をしたくない、

あるいは、できない時、私はお茶漬けやレトルト粥で済ませるつもり

夫もパックごはんやレトルトカレーを食べればいい

それが嫌ならコンビニに弁当を買いに行けばいい

もう大人なんだから、

自分の食べる分くらい何とかしてもらおうと決めたら、

随分気持ちが楽になった

夫に対しての不満が爆発しそうな時、

己の気持ちを分析すると、

私の方が夫に対して干渉しすぎている傾向があることがわかった

相手を突き放して考えることも必要

先日、ホームベーカリーで朝食のパンを焼き忘れた

先に起きた夫はパスタを茹でてオリーブオイルと塩胡椒

作り置きのマリネで食べていた

やればできるじゃん!

これでもう大丈夫

私の重荷もグッと軽くなった ( ◠‿◠ )


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