老いと共に向き合う現実

今日の夕ごはん

ホッケの干物、有り合わせの具でおでん、

ほうれん草のしろ和え、ナスとほうれん草の味噌汁

老いと共に向き合う現実

先月息子が来た時、

私たちが将来どこに住むかという話をした

息子がこちらに戻ってこない場合は、

私たちが息子の住む地に転居することも考えている旨話すと、

息子は

と言った

私の３０年来の親友

彼女は私より17歳年上

親友には普段行動を共にしている友人が何人かいる

昨日、親友の自宅に最も近く、

ここ数年毎日のように行動を共にしていた親友と同年代のNさんが、

先日急に片目が見えなくなり、

これから生涯車の運転ができなくなったことを知った

この知らせを聞いて、

親友の気持ちを考えた

親友はご近所に住むNさんと親しくなったことをとても感謝していたから・・・

Nさんは気持ちも前向きで非常に行動的

80歳を目前にしても自ら運転し、

お得意様周りをしている

脳梗塞から視野障害を患った親友宅にも、

よほどの悪天候でない限り、

迎えに行き早朝散歩を楽しんでいたけれど、

これからはそれも難しくなるだろう

親友に起きたことは、

やがて私にも起きる問題だ

仕事で知り合った独身70代のHさんのケース

彼女は遠方で生活していたが、

早期退職して彼女の親友の住む当地に引っ越し、

マンションを購入して生活を始めた

ところが、こちらに来て数年で、

頼りにしていた親友は娘の住む遠方の地へと引っ越してしまった

60代になったHさんはこちらで新たに職を得て、

70代になってもまだバリバリ仕事をしているが、

友人だって事情というものがあるのだから、

最後は自分一人で生きていく覚悟が必要なんだと考えさせられた

息子はまだ30代なので、

友人との付き合いにも限りがあることを想像できないだろう

私もそうだった

けれども今回の知らせを聞いて、

やがていつかは私自身も、

そして友人も自由に出かけることができない身体になる時が来ることを考えた

親友は同居する家族がいるので自宅で生活できるだろうが、

私は老いて夫との生活が難しくなったら、

やはり息子の住む地の近くに転居するのではないかと思う

親友の身に起こっていることを見ていると、

そこに将来の自分の姿が重なる

老いは誰にも平等に訪れる

将来に向けて、一人でいることに慣れていきたいと願う

今日のシロとの散歩

雪解けが一気に進み、雪の間から蕗のとうが芽を出していた

犬と散歩ができることはなんと幸いなことだろう

クロスステッチ、鳥シリーズの最後の作品が完成

全部で8枚作った

これは秋のシリーズなので、

今は春シリーズであるこの作品を飾っている↓

2つ目はこちら

今年は季節ごとに絵を替えられる

雪深い冬の間、

クロスステッチで充実した時間を過ごすことができた

私の心のうちにある様々な思いも、

この刺繍の中に縫い込めた