友人と同じ苦しみを共有し踏ん切りがつく

今日の夕ごはん

春巻き

切り干し大根の炒め煮

豆腐とほうれん草の味噌汁

ミルクゼリーいちじくジャム

友人と同じ苦しみを共有し踏ん切りがつく

夫婦喧嘩は疲れる

夫のご機嫌は幾分良くなったが、

私はエンジンがニュートラルに入った状態で、

気持ちが切り替わらない

しかし、今日は仕事

気持ち云々言っていられないので出勤

すると、いつも鍵を開けなければ入れない玄関のドアが開いている

一体誰が開けたのか

恐る恐る中に入ると、

なんといつも9時半頃来る友人でもあるA子さんが既に事務室にいた

と、声をかけると、

と言い、堰を切ったようにそのわけを話し出した

彼女は先日お母さんの葬儀を終えたばかり

その葬儀に関することで、

ご主人から心無い言葉をかけられ、

長年暮らしてきた人がこんな人だったのかと、

心が折れてしまったという

そして、

ご主人が以前と違う人格に感じる原因として、

アルコールの影響や、認知症の初期症状を疑っていると話した

聞けば聞くほど、

ついこの間私が夫に対して抱いた疑惑とそっくりなので驚いた

いや実際はそうでないと感じながらも、

ではどうしてこうも怒りっぽいのだと思うと、

そうでも思わなければ気持ちが収まらないのだ

私は彼女の話を聞きながら、

と、いちいち頷いた

いや私だけじゃない

他にも旦那さんに対して、

怒りに燃えている女性がまだまだいるということを彼女に話しながら、

と励ました

彼女と二人きりで、

30分ばかり旦那を相手に疲れる話を聞いたり喋ったり・・・

最後に彼女が、

と言ったので、

私もすかさず

と賛同

散々結婚生活の苦労を話した私たちだが、

最後の最後に、

もし私たち妻に十分な収入があったら、

きっと早々に離婚していた

こうして日々色々あるけれど、

家族として長年ともに人生を過ごすことができたのは、

十分な資金がなかったから

そう思うと、

なかったことがむしろ恵みだったという結論になった

不思議なことに、

彼女も私も同じような境遇を話したことで、

なんだか吹っ切れて、

また家へ戻って行こうという気持ちになった

私も彼女も誰かにこの胸の苦しみを聞いて欲しかったのだ

年を取れば、夫婦互いに能力も体力も判断力も衰える

今まで長い人生苦労を共に歩んできたのに、

先もそろそろ見えてきたというところで、放棄するのはあまりにも勿体無い

添い遂げようという気持ちをしっかり持って、

どちらか終わりの日を二人で迎えたい

今日は思いがけずA子さんという同じような悩みを抱える女性と親しく話すことができて、

私の気持ちがやっと前向きになった

悩んでいるのは私一人じゃない

明日は明日の風が吹く

日々過ごす中で、

また新たな境地に至るかもしれない

私は絶対に諦めない！