今日90代で特別養護老人ホームに入居している友人と会った
彼女は、第二次世界大戦時、
激戦地となった島で終戦を迎えた
家族は彼女を除いて全員死亡
その悲惨な現場の記憶は、
今も生々しく彼女の脳裏に刻まれている
故国に引き上げた彼女は、
親戚の元で過ごし、優しいご主人と結婚
その後は幸せな人生を歩んできた
ところが、
最後の住まいとして入居した施設で、
とんでもない嫌がらせを受けているという
その嫌がらせとは、どんな内容なのか聞いて悲しくなった
個室のトイレットペーパーが抜き取られる
使用中の洗濯機を途中でオフにされる
ランドリーに置いた洗濯物を勝手に見られ、
一部を洗濯機の後ろに隠される
自室の冷蔵庫のものを勝手に取られるなど・・・
私は彼女をよく知っているが、
被害妄想などの症状は一切ない
同じ施設に入居している女性が、
友人に嫌がらせをしている現場を目撃
それを事務所に連絡しても、
行為は止まず、
友人はストレスが身体症状にまで現れるようになった
なぜ友人は嫌がらせをされるのか
妬みからだとは思うけれど、
嫌がらせの内容を聞いて、
人の心の中のいやらしさを見たようで、
こちらまで悲しくなった
高齢だと認知からの被害妄想も疑うかもしれないが、
友人は記憶もしっかりしていて、
この問題以外は全て順調だ
実際この嫌がらせをする入居者が入居するまでは、
何の問題もなく生活していた
私も将来はどこかの施設で生涯を終える覚悟をしている
入居する施設を選ぶとき、
建物やサービスで選択すると思うが、
こういう目に見えない問題に関しては、
全く考えたこともなかった
施設には色々な人が入居しているので、
中にはこのように非常識な人もいるかもしれない
そういうことも念頭に置いて、
施設入居を考えねばならないことを知った
このように考えると、
完全にプライバシーが保たれる施設に入居できるならいいが、
そうでないなら、
最後は出来るだけ長く自宅で生活したいと思う
辛い表情の友人に対して、
「それは辛いですね・・」と慰めることしかできなかった
せめて会っている時だけでも、
楽しい時間を過ごせるようにと願っている
今日の夕ごはん
豚バラの角煮
ひじきじゃが(昨日の残り)
豆腐と小松菜の味噌汁
さんフジりんごの黒砂糖煮
豚バラの角煮はスロークッカーで作りました
タイマーをつけると留守中に調理できます