今日の夕ごはん
うな丼、冷奴、茄子の辛子味噌、きゅうりの浅漬、
モロッコいんげんとトマトのサラダ、ほうれん草としめじの味噌汁
きょうも出かけていたので、冷凍庫のうなぎを解凍して丼ものにした
庭のモロッコいんげんやミニトマトが収穫の時を迎えた
これから楽しみ
今は試練の時、そして恵みの時
今日も朝から夫の仕事をサポートするため、
夫と共に出勤
外は爽やかな風が吹いて、絶好のウォーキング日和
仕事の合間をみて、外へ出かけた
公園の側を通った時、
ヘビーカーを押して歩く若い夫婦とすれ違った
振り返ってヘビーカーに座っている赤ちゃんを見た
丸い顔、つぶらな瞳で両親の顔をじっと見つめている
その顔が息子が幼かった時の顔にそっくり
前を見て歩き出したものの、
次第に涙が溢れて前が見えなくなった
その若い家族の姿に若い頃の私達夫婦の姿が重なって見えたからである
何という長い年月が流れたのだろう
夫は私と息子を養うために、
毎日毎日、懸命に働いてくれた
そして、息子は成長し今では夫と同じように、
家族のために命をかけて働いている
定年まであともう少しという時になって、
夫の顔の右半分が力尽きてしまった
それほどまでに働いたと思ったら、
夫に対して申し訳ない気持ちになって、
私の眼から涙となって流れたのだった
昨日、夫は一週間ぶりに耳鼻科を受診
次の受診は三週間後となった
薬も三週間分処方されたが、
今後はリハビリ中心に頑張ることになったようだ
顔面麻痺してから今日で二週間
「ウ」という口の動きは以前よりできるようになったけれど、
「イ」の動きは進展がないという
そして、話す時は相変わらず顔が大きく歪む
夫が帯状疱疹を発症してから、
互いに仕事に励み、
日中は全く触れ合うことがないので、
夜就寝前に夫のベッドに入り、
後ろからしばらくの時間抱きしめてから、
私は自分のベッドに戻って休むようになった
それまでの夫は暑いと言って、こうすることを嫌がったが、
発症してからは拒むこともなく、背を向けて読書をしている
愛しているとか、大丈夫とか、
口に出して言うことは苦手
なので、一日の終わりにそっと抱きしめる
妻として、これくらいのことしかできない私だが、
せめて夫の身体の温もりを感じ、
神という存在に夫の癒しを祈ることで、
私自身も慰めを得られるひと時・・・
お互いに白髪となって、
あとどのくらい共に朝を迎えることができるのだろう
今、こうして試練の時を過ごしているが、
もしかしたら、恵みの時を過ごしているのかもしれない
小さき者二人が、寄り添い、希望を信じて歩んでいるのだから