63歳になった
今日は家から少し遠かったが、
以前から一度は行ってみたいと思っていたところに夫を誘った
向かったのはこちら
この建物は旧札幌停車場
まずは入口の食堂で腹ごしらえ
良心的な価格でどれも美味しかった
黒糖きなこもちはバースデイケーキの代わり( ◠‿◠ )
私が一番見たかったのは、
有島武郎の家
玄関横の和室
縁側は雪でガラスが壊れないように雪囲いがしてあった
有島氏が一年余り暮らした家
断熱も無いので相当寒かったと思う
私の生家そっくりな座敷の家もあった
うちではこの部屋は客間として使っていた
ああ、懐かしい〜
こちらは、別の家
生家のお手洗いとそっくりで思わず写真を撮った
この派手なタイル
そして足元の窓
本当に全て同じ
このぽっちゃんトイレにスリッパを落とした記憶あり
子どもの頃は便器をスリッパを履いて跨ぐとき、
落ちそうで怖かった
こちらは旧近藤医院
うちの近所にあった内科医院そっくり
魚の骨を喉に刺して駆け込み、先生にとってもらった
当時は消毒液の匂いがしていて、
人体の絵が怖かった
こちらは写真館のスタジオ
この採光技術!素晴らしい!
東北の農家だった夫の家にそっくりな家もあった
夫は小学生の時まで囲炉裏で暖を取っていたそう
夫の家では養蚕もしていたので、
懐かしくじっくり見ていた
縁側に面した一番良い部屋がお蚕さんの部屋だったという
私が夫の家に初めて行った39年前
夫の家の台所はこれとほぼそっくりで驚いた
瞬間湯沸かし器を付けたらそのまんま
もちろんガスで調理もしていたが、
井戸もあったし、かまどもあった
義母はこの寒い台所でご馳走を作ってもてなしてくれた( ; ; )
村を一周したら7,000歩弱
雨が降ってきたので切り上げたけれど、
2時間かけてゆっくり見ることができた
郊外なので時間がかかったが、
ちょっとした旅行をした気分
私の誕生日、
夫がこうして私の要望を聞いて付き合ってくれたのは初めてのこと
それも私にはとても嬉しい
自宅に戻るとプレゼントを辞退した友人から、
プレゼントが届いていた
お祝いの言葉を添えたカードを読んで、
私を思って送りたいと思う友人の気持ちを尊重し、
これからもプレゼントの交換を続けようと思った
他、友人らからお祝いのLINEも頂いた
63歳の誕生日
共に暮らす家族や友人らの温かい気持ちを受け取り、
今日という日を迎えることができたことに感謝
こんな穏やかな気持ちで誕生日を過ごしたのは、
結婚してから初めてかもしれない
遠い昔を思い出し、
今は亡き人々の顔を思い浮かべ、
感謝をする時間が与えられて最高の一日となった
思い切って出かけて本当に良かった