昨日の夕ごはん
友人から差し入れのデパートのお弁当
サバの味噌漬け、ひじき、筍、卵焼き、ひじきの煮物、高菜漬け、アサリの炊き込みご飯
麦茶
病院の談話室で一人で頂いた
薄味で量もちょうど良かった
急いでかき込んで食べたのが残念
ゆっくり味わって食べたかったがしょうがない
夫の手術とその後
昨日は早めに昼食をいただき、午後から夫の入院先に向かった
手術を目前に控えた夫であるが、とても落ち着いていた
一時間ほどしてナースが病室に迎えに来たので、私も同伴して手術室に歩いて向かった
内視鏡検査室の前で待つこと二時間
ストレッチャーに横たわった夫が出てきた
意識はあるようできょろきょろと私を探しているので
すぐに声をかけた
病室に戻った
ナースが言うには夫は麻酔の効きが悪いようで、
普通なら意識が朦朧とする程度まで麻酔をしたらしいが、
夫はしっかりと受け答えをしている
痛かったかと聞くと、やはり切除する時は少し痛みを感じたそうだ
ともかくすべてのポリープを取りきったようで安心
医師からの説明があるまで病室で待つことにして、
もう外も暗くなったのでコンビニに夕ごはんを買いに行こうと病室を出ると、
向こうからマスクをした婦人が杖をつきながらこちらに向かって歩いている
なんと私が母のように慕っている婦人であった
驚いた
彼女の家は病院から遠いのに、わざわざご主人の運転で来てくださったのだ
婦人は夫には面会せず、私とロビーに行き、
そこで紙袋にいっぱいの食べ物をくださった
ご主人と一緒にロビーの椅子に座り20分ほどお話し、
大雪の中帰られたが、
ご自分も体調が優れない中、私たちが心配でたまらず出かけることにした、
と伺ってなんとお礼を言ったら良いのか、
すぐに言葉が出ないほど感激した
私がすべての親しい友人にお見舞いには来ないように伝えていたことを話すと、
「連絡しないで来て正解だったわね」と笑った
夫は手術当日から明日までの3日間絶食
なので、手前のうなぎはすぐに冷凍
いちごは一部友人らに食べていただくことになろう
手術を終えて外を見て驚く
婦人とご主人を病院玄関で見送るために外に出ると、
目の前は白一色
何もかもが雪にくるまれて真っ白
雪がしんしんと音も立てずに降っている
出かける時、ブーツをはいて正解だった
一旦私の車のところへ行き、雪を払ったがこれは尋常の降り方ではない
病室に戻り医師が説明に来るのを待ったが、雪の勢いも増してきたので、
私は家に戻ることにした
病院と家とは夏なら車で10分ほどの距離だが、昨日は雪が激しくとても長く感じた
家に到着してもすぐ車庫に入れずに通路を確保してから入庫
急いで着替えて除雪作業
雪は明日までおくとずしりと重くなるので頑張って除雪
それから夫の仕事関係や私の友人らに手術が無事終了したことを知らせ就寝
不思議な経験
今朝、近所の除雪機の音で目覚め、起き上がって恐る恐るカーテンの外を見た
あああ、、、
昨夜綺麗に除雪したのに、また同じくらいの雪が積もっている
昨夜婦人から頂いたサンドイッチを食べて、いざ出陣
ご近所さんも皆除雪作業に勤しんでいる
自分だけが大変ではない、というこの連帯感
私もママさんダンプで黙々と除雪を始めた
気がつくと周りのご近所さんは皆除雪を終え、家に戻り、
作業をしているのは私ひとりとなっていた
しかし、程なくしてさほど疲れも覚えず、うちの前も綺麗になった
今季一番の積雪と聞いてやはりそうかと納得
だが、不思議なことにそれほど疲れを覚えない
まるで、私の手足がロボットの助けを借りていたような感覚
やり終えた時の達成感と清々しさが心地良い
夫から「こんな時力になれず申し訳ない」とLINEが来たが、
夫の想いが私に伝わり、夫とともに作業をしているかのようだった
この時期に入院することになった時、その間雪が降らぬよう祈ったが、
それに反しての大雪
しかし、こういう不思議な体験をすることになるとは、、、
夫の気持ちと婦人の持って来てくれた肉の糧、
そして友人らの篤き祈りのおかげであろうか
夫から連絡がきた
そして先程、夫から連絡がきた
医師が病室に来てくれて、
手術後の経過も順調とのこと
細胞診の結果は二週間後となるが、どうやら予定どおり退院できそうである
今日も午後からお見舞いに行く
本当に嬉しい
試練があると動揺するけれど、それによって私たち夫婦の絆も深まると感じる
これからも二人力を合わせ助け合って困難を克服したい
周りで私たちを支えてくれている友人らにも心から感謝