11月は誕生月
新たな年を迎えることができる喜びと共に、
年を重ねることに対して憂鬱な気持ちにも襲われる
コロナ禍になる前は、
夫の仕事も順調だった
だが、コロナによる自粛が解けた今も、
人が戻らず・・・
定年退職を数年後に控えているが、
後継者を求める準備も具体的には何も進んでいない
そのうちに人は戻ると思っていたが、
この四年の間に皆年を取り、
以前とは環境が変化
そのことに私の気持ちもついて行けない
このタイミングで頂いた3ヶ月の長期休暇
残すところあと2週間となった
これから先、
定年までこれほどまとまった休みを頂くことはないだろう
そう思うと、
最悪夫が倒れるまで今の仕事を続けねばならないのだろうかと、
苦しくなる
今日、Amazonから注文していた本が届いた
今週、NHKラジオの番組に秋野暢子さんがゲスト出演していた
食道がんに罹患した秋野さんが、
がんは今や二人に一人が罹る病気
ガンを患った時のために、
ガンという病について、
自らが罹った場合や家族が罹ったことを想定して、
予め知識を得るようにと勧めていた
そのタイミングで、この本の存在を知り注文
今日届き、読んだ
膵臓がんで余命4ヶ月と言われた山本文緒さん
闘病の辛さ、家族との別れの心情が素直に綴られていた
4ヶ月なんてあっという間
次の季節が来たらお別れというイメージ
それでも、
私の母のように事故であっという間に亡くなる死に方に比べたら、
家族に感謝と別れを言う時間があるだけ恵まれているのかもしれない
私が今、余命宣告を受けたら、
何をするだろうと考えた
まずは息子との和解だろう
夫のことを考えると、
仕事は続けていた方が精神的に守られるのではないか
この本を読む前までは、
夫には早く仕事を辞めて欲しいと思っていたが、
読後は考えが変わった
無人島にふたりっきりで生活するような状況は避けたい
仕事を続けているからこそ、
外部との繋がりもある
私の周りでも、
奥様が50代で癌で亡くなった人が何人もいる
山本さんのケースは他人事では無い
何時自分が当事者になってもおかしくないと感じる
人生、自分の思った通りにはいかないが、
何があっても問題を受け入れ、
心のバランスを保ち最期まで自分を放棄せずに終わりたい
今日の夕ごはん
よだれ鶏 こちらのレシピを参考に作りました
切り干し大根の炒め煮
ほうれん草と人参のしろ和え
豆腐とわかめの味噌汁