今日は友人らとミーティングの日
羽仁もと子著「家事家計篇」に、
衣類に関する姿勢が詳しく記されている
そこには「自分の生活水準に合った服装」をするようにとあり、
経済的にとても恵まれている奥様方から、
自分が着ているものを蔑まれることがあっても、
なんら恥じることは無い
人の着ているものを蔑む人間の方が恥ずべき存在
私たちは身の丈に合った服装を心がけ、
堅実な生活をしていくことを勧めていた
(以上、私なりの要約)
そこで今日は、
以前バザーで購入したニットのベストを着て出かけた
すると、友人しのぶさんが私と会うなり、
あら、
そのベスト懐かしい!!
私の母がいつも家で着ていたベストだわ〜〜
と歩み寄ってきた
しのぶさんのお母さんはもう40年以上前に50代で亡くなっている
そこでこのベストはしのぶさんがバザーに提供したことが判明したが、
私がバザーで購入したのは6年ほど前
しのぶさんはお母様のベストを、
何十年にも渡り処分せず持っていたことにも驚いた
お母様が愛用していた衣類だったので、
処分できなかったとみえる
それを私が着ていたので、
とても驚き、また喜んでくれた
ニット製品もきちんと保管すると虫食いもせず、
着ることができることにも驚いた
実はこのベストは、
バザーで買ったもののポケットのゴム編みが伸びて、
毛玉も付いていたので、
ずっと衣装箱に入れて着なかった
羽仁もと子さんの本を読んで思い出し、
これを活かそうと発奮
手洗い後毛玉を丁寧にカット
ゴム編みの部分は別の毛糸で裏からかぎ針で綺麗に綴じ付け、
ポケット機能を無くした
ちょっと手をかけてお直ししたら、
素敵なベストとして甦ったのだ
しのぶさんのお母様の遺品
これからも大切に着よう!
しのぶさんと話しをしていたら、もう一人の友人が、
ねえ、
私のセーターを見て!
胸のところに虫食いがあったので、
処分しようと思っていたスカートのポケットを取って、
ここにアップリケしてみたの!
と言うでは無いか
彼女の右の胸元には、
レザー調の丸い可愛いアップリケ
地味目のカシミアのセーターの程よいアクセントになっている
とても虫食いを隠すためのものには見えない( ◠‿◠ )
友人らも工夫して服を大切にしていることを知って、
とても嬉しかった
良いものを大切に長く着る
年金暮らしになる前に、
支出の見直しと思い、まずは衣服費に取り組んだが、
物を大切に長く使うことは、
資源を大切にすることにも繋がる
しのぶさんがゴミにしないで、
バザーに出してくれたから私の手元に届いた
要らないと思うものでも、
他の人の役に立つかもしれないので、
良いものは、他の人の手に渡るようにしていこう
今日の夕ごはん
ほっけのみりん漬け
おでん
ほうれん草、人参、こんにゃく、しめじのしろ和え
キャベツと揚げの味噌汁
美味しいお出汁はこちら