親しい80代夫妻が大変なことになっている
A夫妻は共に離婚歴あり
60代で再婚
男性は当時介護の仕事をしていた女性に結婚を申し込むとき、

私には持ち家もあり、
資産も1億円あるので、
貴女の生活を守ることができる
貴女の(高齢の)お母さんの骨を一緒に拾わせてください
と言ってプロポーズ
将来の生活に不安があった彼女は彼の言葉に感動
幼馴染の彼の性格や素性はよく知っている
互いの子どももすでに自立
遠く離れて生活している
これからは夫婦二人老後を支え合って生きていこうと入籍した
それから数年は、彼は趣味の旅行に出かけ、
彼女も平穏な日々を送っていた
だが70歳を過ぎた頃から、
彼女の持病が悪化
旅行に出かけることは難しくなり、
定期的に通院が必要になった
70代後半になると、
今度は彼の健康状態が悪化
心臓が弱り度々救急搬送
今では外出も車椅子が必須の身となった
最近になって彼がやっとヘルパーさんに来てもらうことを受け入れたが、
それまで這うようにして一人で介護を担っていた
だが、
気分転換の散歩までは頼むことができず、
普段杖をついて歩いている彼女が、、
車椅子を押して近所の大型商業施設を散歩
それも彼女にとっては重労働
彼女の悩みを聞いた友人らは、
夫婦で高齢者施設に入居することを勧めたが、
彼女から暗い表情で施設に入れない理由を聞いて驚いた
1億円あった預金のうち、
二千万円は彼の息子がある事件を起こし、
息子が払えないためその補償金として出した
また欧州に留学した息子には月々50万円の仕送りなど、
彼の息子に思いがけない出費が嵩み、
資産が激減
希望する高齢者施設に、
夫婦で入居するための資金がなくなった
彼の子供たちは彼女を親として認めていないこともあって、
彼女の息子が、
自分達の住まいの地域の高齢者施設に来ないかと申し出てくれたが、
それは彼女一人が条件
彼女の息子も、
再婚相手である彼の面倒まではみないと言うことだった
彼女は子どもたちを説得して結婚したこともあり、
最後まで男性とともに暮らす覚悟
すぐに息子の申し出は断った
この話を聞いた友人たちは、
皆一様に
「子どもがいる者同士の結婚は大変!
どうしてもと言うなら、
籍は入れず一緒に暮らすだけにしたほうが良いわ」
と口々に言った
その夫妻の二人での生活はもう限界がきている
今後は、持ち家を売って、
二人が満足する施設ではないかもしれないが、
そこに入居するしか道はないと思う
シニア同士で結婚した当初には、
想像もしなかった厳しい現実を前に、
夫妻は一刻も早い選択を迫られている
今日の夕ごはん

かき揚げ
金時豆の煮豆
たまごサラダ
ナスと玉ねぎの味噌汁
家庭で作る煮豆は甘さ控えめで美味しい( ◠‿◠ )
圧力鍋を使って時短調理♪