今日は臨床心理士の友人と会った
認知症の話題になったので、
私の別の友人の母が「失語症」と診断されたのを思い出し、
「失語症」とはどんな症状なのか聞いてみた
すると

例えば、失語症の患者さんは「今の季節は何ですか」
と質問した場合、
「良い季節ですね」と答えます
そこで、質問を変えて、
「春、夏、秋、冬で一番好きな季節は?」と聞くと、
やはり「そうですね、良いですね」と答えます
つまり、質問の意味が理解できないのです
と教えてくれた
それまで私は「失語症」という漢字を見て、
言葉を発することができない状態と理解していたので、
この病気に関して全く理解していないことに気がついた
病気の原因はアルツハイマーやピック病、脳炎などが考えられるが、
その診断をするための正規のテストは実に3時間を要するという
だが、症状が進んだ患者さんにこのテストを受けてもらうのは、
とても厳しい
場合によっては、質問されることに答えられないことが辛く、
涙ぐんでしまい、途中で中止する場合もあるという
彼女は、これが90歳を過ぎた高齢者なら、
お年なのだから・・・と思うが、
まだ40代の働き盛りで子どももいるかたの場合は、
本当にお気の毒と思うと言っていた
私も最近、本を読んでも難解な文章だと、
つい飛ばし読みをしてしまったり、
じっくり読もうという意欲が無くなってきて、
もしかして認知症になってきているのかもと不安になることがあるだけに、
今日は真剣に認知症の症状について質問
彼女に

お雪さんは大丈夫ですよ
疲れているだけじゃないですか
と慰められ、少しだけ気持ちが軽くなったが、
祖母が80代で認知症を発症しただけに、
私も遺伝しないかと恐れている
特に夫が真顔で

あなたは将来絶対ボケると思う
と言うので、本当に不安だ
今日の友人と話しを聞いて、
この患者さんたちの気持ちを思うと、
当の本人はどんなに不安だろうと同情した
相手の話が理解できない
もしくは理解していると自分は思っているのに、
的を外れていると指摘されるのだから、
自分の頭の中で何が起きているのか恐怖だろう
まさに自分が体験してみないとわからない世界
これから年を重ねるに従って、
身体が思うように動かなくなることは覚悟していたが、
頭の中のことはイメージできなかった
今回友人から具体的なやりとりを聞いて非常に参考になった
今日の夕ごはん

子持ちししゃも
有り合わせおでん
金時豆の煮豆
ほうれん草のお浸し
カボチャと揚げの味噌汁
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