あの事件のその後


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専門医に診てもらい適切な薬を処方してもらったせいか、

起きている間は咳こむことは少なくなったように感じるが、

夜がいけない

特に朝方目が覚め一旦トイレに起きてから、

喉に痰が流れるのか咳が止まらなくなる

今朝は同室で寝ている夫に気兼ねしてそのまま起きて、お握り一個を頬張り、

すぐに薬を飲んでまた横になった

薬の効き目が切れるから咳き込むのか姿勢が関係しているのかわからぬが、

咳をすると相当体力が消耗する

そして喉が痛いので食欲もいつもの半分

体重も1週間で2キロ減った

息子の結婚式までに体重を落としたいと願いながら諦めていたが、

こんなことでかなうとは、、、、

この分では目標の50キロまでもうすぐだ

☆   ☆    ☆   ☆   ☆

私が病に伏す直前、「孤独死」をした現場に遭遇した

その後、異変を知り警察に通報した知り合いからその後を聞いた

亡くなった方(80代)は死後一ヶ月以上経過

玄関先で亡くなっていた

小型犬が一匹いたがその犬は生きていた

犬は人に害を及ぼすことなく、

ドッグフードなどで生きながらえていたそうだから、

飼い主が万が一を想定して水など何か手立てをしていたのかもしれない

問題はこの知り合いである

玄関で亡くなった隣人の現場を見てしまった彼は、

その後夜寝られなくなった

彼の奥様もそれから精神的に不安定になってしまい、数日で転居を決意

今住んでいる地域から車で30分ほどのところに新たなアパートを見つけ、

来春、転居する手続きをしたという

彼らには子供が一人いるが、

なかなか学校に馴染めずやっと慣れたと思ったら今回の引っ越し

しかし、うなだれながらも彼は言った

「隣で飼われていた犬なんですが、

もし新たな飼い主が見つからなかったら、

私たちが飼ってあげようと思っているんです」

彼の家にはすでに動物管理センターやボラを通して引き取った犬猫がいる

知り合いの家の経済状況も決して楽ではない

隣人に何もしてあげることが出来なかったという思いからか、、、

ともかくこの知り合いの思いを聞いて彼の優しさに感動したが、

同時にこうなる前に何とかならなかったのかと感じた

亡くなった方は寂しくて犬を飼ったのかもしれないが、

高齢で一人暮らしとなればこうなることがあり得ることを想定出来なかったのか

また一方で、

周りの人たちがこの亡くなった方の異変にもっと早く気がついていたなら、

こんな悲惨な状態で発見されずに済んだのかもしれない

ある市では安否確認のため一人暮らしの高齢者に乳酸飲料を無料で配っているとか、

マンションなどでは高齢者が集うサロンを開き、

孤立することを防いでいるということをネットで読んだ

しかし、やはり肝心なのは本人の思い

自分が亡くなった後のことは考えづらいことかもしれないが、

死などまだまだ先を思っている今のうちから、

万が一の時残された人たちが困らないように準備をすることも必要だ

「(亡くなった)あとのことは知らない」

この考えがどれほど他人の生活まで影響を及ぼすことになるのか、、、、

高齢になればなるほど難しいことを考えるのは面倒になるのは必至

自分が体調が悪いこともあって、

この事件のことが切実に我が身に迫ってきた

知り合いの今後の生活が守られるよう祈る


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