今日の夕ごはん
春巻き、豆腐入り肉団子と白菜春雨の中華スープ、ひじきの炒り煮
熱々の春巻きが食べたくて久しぶりに作った
レシピはクックパッドのこちらを参考↓
中華スープはシャンタンをベースに
希望を見いだせない年の始まりに・・・
昨日友人ら数人と今年初めてZOOMで集まった
友人しのぶの東京在住の娘さんは3月に都内で引っ越しをすることになったので、
しのぶにその間、託児に来て欲しいと言ってきた
しのぶは航空券の予約をしたけれど、
東京での感染状況を見て躊躇
あの数字を見たら誰でもたじろぐと思う
彼女は私が感染が広がり始めた初期の段階で、
息子一家に会いに行くことを即中止したことに驚いたらしい
私は息子夫婦が医療従事者であること、
そして私たちも学校で教える機会があるので、
もし感染、もしくは濃厚接触者になったら、
自粛期間仕事に支障が出て周りに多大な負担をかける事情があるので、
パスしたことを説明した
しのぶは現在専業主婦だが、ご主人はまだ責任ある業務をこなしている
娘さんの引っ越しに行って万が一感染したら、
ご主人の業務に支障が出るのは明白
しのぶはコロナ禍になっても、娘さんが当地で出産したり、
しのぶが東京まで付き添って送って行ったりと、
いろいろケアを続けていたが、
さすがに今回は感染せずに帰宅する自信がないようだ
昨日、その話を聞いていたHさんも、
来月ご主人の母国であるスイスに渡航する予定だったけれど、
先に滞在しているご主人から渡航中止をアドバイスされたので、
中止の予定だと言っていた
スイスもかつてないほどオミクロン株の感染が広がっているが、
政府が経済優先に舵取りをしたこともあり、
日本ほど感染予防に気を使っていないとのことで、
ご主人はHさんの健康を保証できないと判断したようである
Hさんの関心は、
スイスに帰国中のご主人が2月に来日できるかどうかで、
国の対応がどう変わっていくかを注視している
そんなわけで、
私の周りでも生活面では大雪の影響で思うように行動できず、
精神面でもオミクロン株の感染拡大で行動を制限されるストレスにさらされと、
新年始まったばかりというのに、
これからの生活が全く予測できない状況に置かれている
私は昨年末から、日本の古典文学に関心を持ちあれこれ読み始めている
その中でも通綱の母が記した「蜻蛉日記」が私の心を捉えている
19歳で藤原兼家と結婚した彼女であるが、
結婚以来不実な兼家の行動に翻弄され、
「死」をも願うほど人生に絶望してしまった
しかし、まだ一人前となっていない一人息子通綱を思い、
せめて通綱が一人前となり結婚するのを見届けねば・・と苦しみに耐えている
しかし、状況は全く好転する様子がないばかりか悪化するばかり
・・・というのが昨日まで読んだあらすじ
この1000年前に生きた一人の女性の苦しみを読みながら、
私も同じような苦しみを自らのうちに見ている
私の場合、それは夫を通してのことではないけれど、
このコロナ禍になってから、
人との関係が分断され、状況が一向に回復しないことの焦り、
己の身に何かあっても、
十分な別れの時間を持つこと無く別れねばならない状況に置かれていること
そして、このまま肉親と会えない期間が続くことによって、
心まで離れてしまうのではないかという恐れ
そういう言いしれぬ不安に襲われることが、
この蜻蛉日記の作者である道綱母と共通していると感じる
これから先、私たちはどうなっていくのだろう
天変地異もその不安を増幅させるばかり・・・・
こんな時、私は何をよすがとして生きればいいのか
今年はそのことを真摯に求めて生活していきたい
【古典購読】 蜻蛉日記 第 21 回 鳴滝に 籠(こ)もる
【源氏物語通読】 葵 (円地文子訳)
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