今日の夕ごはん
鶏胸肉と大根の煮物、ほうれん草とコーンのマヨネーズ和え、とら豆の煮豆、
キャベツと揚げの味噌汁、柿
寒くなったので煮豆をコトコト煮て暖を取った
「生きたい願い」が道をひらく
今朝、余命宣告を受けた友人のお母様と再会
空港へと向かうお母様を見送った
この記事の後、
お母様は主治医の勧める当地にある緩和ケア病棟や、
長年住み慣れた自宅ではなく、
関東在住の息子夫婦の住む家で、在宅医療を受け過ごすことになった
この案が出た当初は、
飛行機での移動は不可能な状態だったが、
本人の願いが叶い、
先日、やっと移動の許可が出た
この知らせを友人から聞いた時、私は戸惑った
娘さんとご主人の暮らす自宅ではなくて、
遠く離れた息子夫婦の家で在宅医療を受けることが、
とても無謀な話のように聞こえたのだ
しかしかといって独身で仕事を持つ娘である友人が、
高齢のお父様の世話をしながら、
お母様の介護をするのはもう限界に来ている
そこで、
家族で相談して息子さんの元へ行くことになったのだと思ったが、
実際は、息子さん夫婦からの申し出に、
お母様自身も関東での治療に生きる可能性を信じて、
この移動を選択したことを知った
今朝、お母様を見送る時、お母様は車椅子で移動はしていたが、
不安げな家族とは対照的に、
とても穏やかで落ち着いた表情であった
それを見た時、私は感動を覚えた
私の手を取り握ってくれたその手の温もりを忘れない
お母様はとても温かい人柄で、
お嫁さんとの関係もとても良好とのこと
だからこそ、この移動が現実となったのだ
私は当初こちらにお父様を残して移動することが信じられなかった
長年共に暮らしたお父様とこのまま終わるかもしれないのだ
しかし、お母様のお顔を見て、
生きる可能性を信じ息子夫婦のもとに行くからこそ、
頑張る力が与えられたのだと思った
お母様の心は常に前を向いている
お母様の乗る車を見送って6時間後、
お母様が無事息子さん宅に到着したと連絡が入った
私は空を仰ぎながら、神に感謝した
これから、お母様の新たな闘いが始まる
お母様やご家族のために祈り続けたい
あまりにも苦しいことが続くと、
早くこの人生が終わることを願う時もある
生きたいと願うことは幸いな人生を送ったことの証に思える
今日お母様にお会いすることができて、
私もこれからの己の人生を考える課題を頂いた