親友が豪華客船の中で経験したこと


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昨日の夕ごはん


ホッケの開き、こんにゃくとちくわのきんぴら、五目豆、大根と揚げの味噌汁

九穀米入りご飯、でこぽん

夫が入院手術で痩せたので、私も焦ってダイエット

こんにゃくの買い置きがあったので、2品作った

魚はオートで焼いたら焼きすぎ

夫はこんにゃくのきんぴらの代わりに納豆のおろし添えをプラス

夫は柑橘系の果物は得てではないというので、

デコポンは私が一人で頂いた

ダイエットの道は遠い

親友が見た「心の闇」

コロナウィルスに感染した乗客が出たことで豪華客船に関心が集まっている

豪華客船の旅は私の人生になんの接点もないので、

普段考えることもなかったが、

ニュースを聞いていて、以前親友から聞いた話しを思い出した

20年ほど前、親友が50代だった頃、

彼女は夫婦で豪華客船での世界一周の旅に何度か出かけた

世界一周に要する期間は3ヶ月

それぞれコースが違っていたが、期間は変わらず

当時彼女は携帯は持っていたが、今のようにネット事情が整っていなかったので、

ノートパソコンを持って行ったが、

使用できる場所も指定されていると聞いていた

電話は船舶の電話なので聞こえるタイミングがずれて楽しく会話出来なかった記憶がある

当時私は彼女と毎日のようにデートしていたので、

3ヶ月も彼女と会えないことが寂しかった

そこで、毎日のようにメールを出してはこちらの様子を知らせていたが、

彼女は長文を書くのが苦手で、結局船旅での土産話は帰国してから聞くことになった

さて、帰国した親友からどんな楽しい話しが聞けるのかと楽しみに家を訪ねた

彼女の第一声は「ニンゲン、3ヶ月も同じところで生活していると、

思いがけない経験をするものね」であった

彼女は豪華客船でもトップクラスのお部屋を予約

確か当時お一人様3ヶ月滞在で1,500万円だったと記憶している

それを夫婦で利用したので3,000万

一ヶ月1,000万円使ってきたのかと仰天し、

「このマチでマンション買えるねー」と叫んだ私であるが、

親友は「でもね、三食付いて港まで連れて行ってくれるし、

ホテル代もかからないのだから、お得かもしれないわよ」と言った

まず船酔いで困ったことはなかったのかと聞くと、

横浜で乗船して次、神戸に着くまでが一番揺れて、

これから先が思いやられたが、一旦外洋に出ると後は全く揺れず

天気図を見て揺れないよう配慮して航海をするので、

とても快適な旅だったと言っていた

写真を見ながら美しい景色に感動し、話しも一段落ついたころ、

彼女が「でも、生まれて初めてとても不快な経験をしたの」と言って、

一枚の写真を見せてくれた

そこには親友夫婦ともう一組の同年代のカップルが写っていた

その奥様は真っ赤でフリフリのドレスを来ていたので、

私は即座に「フラメンコおばさま」と命名した

すると親友はそのカップルとのあんなことこんなことを話し始めた

そのカップルは親友夫婦同様、トップクラスのお部屋を利用していた

船旅では利用する部屋のクラスがすぐに分かるようになっていて、

安い部屋を利用している人と、彼女のように高額の部屋を利用する人と、

互いにわかる仕組みになっていたようだ

親友は同じクラスを利用しているということで、

フラメンコおばさまに親近感を持って接し、おばさまも始めのうちは親しく接していた

しかし、そのうち親友も船旅に慣れて一般の乗客が参加できるイベントに参加したりと、

おばさま以外の人とも交流するようになっていくと、

次第にそのおばさまの態度に変化が現れた

親友に対して明らかに敵対するような態度を取り始めたと聞いて、

「それって例えば?」と親友に問うてみた

いい大人がイジメをするなんて、一体どういうことをするのだろうか?

「たとえば朝食事に行くでしょう

それまでは自分たちが座っている近くの席が空いていたら、

手招きしていたのが、目が合うとフンっとそっぽを向くのよ」

はぁ、なんとわかりやすい

そのうちに親友を見るとあからさまに席を立ち移動するまでになった

そんな経験は初めてだったので親友も悩んだ

船はちょっとしたマチのように大きいとはいえ、

フラメンコおばさんはとても目立つのでどうしても目が行く

なぜイジメの対象となったのか親友が考えた結論は、

親友があらゆる層の人と親しく接したからではないかということだった

超セレブのニンゲン同士のお付き合いを望んでいたのに、

そうでない親友を見て苛立ちを覚える

それを聞いて、私はニンゲンの心の闇を見たような気持ちになったのを覚えている

また別の世界一周の旅では、

とても有名な作家と一緒になった

その作家は当時売れっ子の推理作家で、

テレビ局がスポンサーになって一番高いお部屋に滞在していた

旅を終えてしばらくして、

その作家がある週刊誌に書いたエッセーを偶然親友のご主人が読んで激怒した

豪華客船で出会った人の話題として、明らかに親友夫妻と思われる内容で、

親友夫妻を「成金」呼ばわりしていたらしい

親友は「まあ、そう見えたんならしょうがないわね」と笑っていたが、

せっかく大金を払って旅をしたのに、

こんな嫌な思いをするなのはたまらないと私のほうが気分が悪くなった

もちろん楽しかった思い出もあったと思うが、

見ず知らずの立場の違う人と長い期間、寝食をともにして旅をするのは大変なことだ

ましてや今回旅の途中で、

非常事態に遭遇してしまった豪華客船の乗客の皆さんの状況を考えると、

たまらない気持ちになる

船の中にも階級があり、人生がある

コロナウイルスも怖いが、ニンゲンの心の闇が現れることも怖い

外からは美しく見える豪華客船だが、

どうか一日も早く全員が下船できるようにと祈らずにいられない


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