強いコンプレックスがその後の暮らしを変えた

今日の夕ごはん

肉しゅうまい（惣菜）、ほうれん草とエリンギのソテー、白和え、

大根とエノキの味噌汁

愛媛フェアーで買った四万十の肉焼売を解凍

いつか自分で焼売を作ってみたい

強いコンプレックスがその後の暮らしを変えた

昨日のブログで息子が、

と言ったことを記した

息子はいわゆる「服道楽」

出かける時は、芸能人と見まがうばかりの衣装を身に纏っている

孫にも他人のお下がりを着せない

その様子を見て、

これはもしかしたら、幼い時からのコンプレックスかと考えた

私たち夫婦は息子が1歳の時、

それまで住んでいた私の実家を出たことで、

住む家も仕事も失った

息子が2歳の時、私の貯金全てを頭金にして中古のマンションを購入

夫の給料は低く、住宅ローンも抱え、

私も子供を保育所に預けて働いたが、

生活は苦しかった

うちの経済を心配した母が姉の子どものお下がりを持って来るようになり、

息子はいとこのお下がりをきて育った

たまに新しい服を買う時があっても、

一人っ子なのですぐに着られなくなり勿体無いと息子が選んだ服ではなく、

値段が安いものを優先して購入

高校生の時だったか、

メガネを買うのに同行

息子が欲しかったフレームは高かったので却下

すると息子は、

と言った

医学部に合格後、

入学式にスーツが必要になった

その時も、イオンで7,000円のスーツを買い、

ネクタイは夫のを借りた

入学式に出席すると、

皆立派なスーツを着て、親もとびきりおしゃれをしていた

息子も他の学生と同じように良い服を着たかっただろう

今自分の欲しいものが買えるようになって、

思う存分楽しんでいるのだと思う

夫のコンプレックスは自転車だ

同じように高校の時、近所の人が使わなくなったボロボロの自転車で通学

自転車置き場の他の自転車を見て、

自分の自転車を恥ずかしく感じたという

その反動か、

中高年になり生活にゆとりが生まれるようになると、

フルカーボンのロードバイクを買って、

派手なウエアーを着て趣味を楽しむようになった

私のコンプレックスといえば「家」

実家は商店街の中で、

構造上、住居部分は非常に日当たりが悪く、

日中でも電気をつけなければ暗かった

なので、自分で家を建てる時は見晴らしも良く、

東西南北に窓をつけて、

どこもかしこも明るい家にした

コンプレックスはいけないことのような印象があるけれど、

こうして考えると、

コンプレックスがあるからこそ、それを克服しようと頑張り、

達成された時幸せ感が増す

息子に欲しい服を買ってやれなかったと落ち込んだ時もあったけれど、

育った環境は変えられない

彼は自分の息子に自分がしてもらえなかったことができて、

満足しているのではないかと感じる

息子が来て辛いこともあったが、良かったこともあった

それは息子から

と言われたことである

私はこの家に戻ってから12年、一度も発作を起こしていないし、

それに関する薬も一切飲んでいないのがその理由

と言って息子は帰っていった

パニック障害が治ったというなら、

一人旅ができるかしら

行くかどうかは別として、

息子からお墨付きをもらって嬉しかった

クロスステッチが完成　( ◠‿◠ )

秋の鳥