知り合ったことに感謝する心を教えられ

先日、半年ぶりに知り合いの女性からメールがきて、

色々と積もる話があるので、

都合の良い時に遊びに来てほしいという内容だった

この女性とは20年ほど前に仕事関係で知り合った

当時、関東圏から遠い当地に移住してきたばかりなのに、

飼い犬を通して犬友さんがたくさん

家でも友人や近所の子供に声をかけて、

色々な講習会を催していた

知り合ったばかりの私もすぐに家に招かれた

行ってみると、

住まいはマンションの一階

ベランダから出入りできる造りで、

お友達らは皆ベランダから行き来していた

広い庭に素敵なガーデンテーブルと椅子を置いて、

そこで季節のお花や木を愛でながらティータイム

足元を可愛い犬が駆け回っている

マンションでもこんな戸建ての雰囲気が味わえるのだと感心した

しかし、あれから20年

遊びに来ていた子どもたちは皆大人になり、

犬友だちの犬はそれぞれ寿命を迎え虹の橋を渡った

彼女もいつの間にか家に人を招くことは辞めたようで、

今年の春訪問してみると、

皆が集まっていた部屋はテーブルも寄せられて片付いていた

今回メールを受け取った時、

訪問する日程を決めるのに何か気が進まなかった

彼女とは随分プライベートで会ったのに、

友人という関係にはならなかった

なぜだろうと考える

それは彼女は決して心の弱さに関して話さない

例えば、子どもに関しての悩みがあるとする

話題が子どもに向かうと、

となる

なので深い心のやり取りにはならず、

表面上の話題に終始

前回行った時は、

ご主人の通っている病院の医師の対応の悪さを嘆いていたが、

息子が医者をしている私は、

その話をなんとも複雑な気持ちで聞いた

彼女の意見と私の思いは違っていたが、

それを彼女に話す気持ちにならず、

ただ黙って聞いていたのを思い出す

なので今回「会いたい」とメールが来た時、

少しばかり憂鬱な気持ちが先になった

ふと彼女にとっての私はどんな存在なのかと考えた

友人というほどの仲ではない

けれども、声をかけたら来てくれる犬好きな奥さんというところか

夫になんとなく気が進まないとぼやくと、

と言ったのを聞いてハッとした

そうなのだ

「会いたい」とわざわざ声をかけてもらえる

まずはそのことに感謝したい

20年も前に知り合い、

途切れずに続いてきたご縁

ありがたいことだ

若い頃は意見や性格の違う人と接しても、

むしろそれを楽しみ、

面白いと思って親しくなった

けれども、年齢を重ねるにつれ、

次第に自分と同じ思考パターンを好み、

同じ意見の人を求め、

性格の違う相手と交わることが面倒に・・・

今回彼女は会わない間に色々あったので、

話を聞いて欲しいと記していた

ただ彼女の側で話を聞くことしかできないが、

まずは行ってみよう

今日の夕ごはん

ロールキャベツ（ホワイトソース）

きんぴらごぼう

ほうれん草と卵のサラダ

りんごヨーグルト

今日からダイエットのため、

しばらく夕ごはんで白飯を食べないことにした