一昨日、親友から旅の誘いがきた
メンバーは私ともう一人、
関東地方に住むKさん
彼女と親友はコロナ禍前まで、
二人で世界各国を旅した仲
私とKさんももう30年以上前から月に一度の頻度で文を交わし、
近況を伝え合っている
コロナ禍になってから、
私は親友とは彼女の自宅前で話すだけで、
家の中に入ったことはない
まして外食にも出かけることはなかった
昨年、親友が脳梗塞で入院して視力に障害が残ってからは、
もうどこかに出かけるのは無理と諦めていた
その親友からの誘いだったので、
私は即OKと返信
すると、
貴女からもKさんを誘ってちょうだい
とLINEが来たので誘いのLINEを出した
夜になってベッドに入った時、Kさんから返信がきた
お雪さんがそちらに戻って20年
一度もお会いしていませんね
LINEを見て衝撃
会っている
しかも私の記憶では2度も!
どうしよう・・・
Kさんに会っていると伝えるべきか・・・
彼女は70代後半
数ヶ月前、物忘れが気になり認知症外来で精密検査を受けた
結果「年相応」と診断され、
特に薬も処方されなかったと聞いている
そんな彼女に、
会っていることを伝えたら、
どんな気持ちになるだろう
朝を迎え、パソコンの写真データを調べると、
やはり2010年と2011年に2年続けて、
彼女が当地に来た時に会っている
この時も親友と一緒に出かけ、
とても楽しい時間を過ごした
彼女のことは夫も知っているので、
夫にこのことを彼女に伝えるか相談
すると、
それは言わない方が良い
責められていると思うかもしれない
確かにその通りだ
彼女には、
「是非また会いましょう」
とだけLINEした
このことは親友にも伝えていない
常々物忘れがひどいとこぼしている彼女と同年代の親友なら、
お仲間ができて嬉しいわ
と受け流すかもしれないが・・・
Kさんは昔から勉強熱心で真面目
ご主人が亡くなりひとり暮らしになって5年ほど経つが、
気持ちは常に前向き
友人も多く、同年代の人と比べてもとても活動的
私の祖母は認知症だったけれど、
母はそうなる前に事故で亡くなった
なので、実際に「記憶がない」と言われたのは今回が初めての経験
生きていく上で辛いのは、
親しい人との別れ
けれども、共に過ごした至福の時間を忘れていく現実も、
同じように辛い
この私も祖母のように、
いつか楽しかった記憶を、
全て忘れてしまう時が来るかもしれないと思う
まして認知症外来を受診したKさんは、
その後も不安を抱えているだろう
将来、再会した時には彼女の全てを受け入れて、
彼女が安心して旅を楽しむことができるよう備えていきたい
今日の夕ごはん
マカロニグラタン
コールスローサラダ
わかめのコンソメスープ
柿ヨーグルト
Amazonでハリオのグラタン皿を購入
トースターで2個同時に焼くことができた
たっぷり一人分はいる大きさで満足