悲しみから目を逸らさないで・・・


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今日は朝から気持ちが落ちている

空は曇り空

そして今日はシロの飼い主であるシロママ夫妻が迎えに来る日

そんなことを知ろうはずもなく

シロは我が家での生活にも慣れて、

朝から遊びの催促をしている

あどけないシロの眼差し

この、人を信じきった瞳で見つめられると別れがいっそう辛い

今回の預かりは十日間だった

もう何度も預かっているけれど、

やはりうちのスタイルに慣れるのに四、五日かかる

やっと慣れたと思ったらお別れ

昨夜のシロ

シロのお迎え時間は夕方

とうとう雨が降って来た

NHKオンデマンドで

プレミアムシアター「鈴木雅明のドイツ オルガン紀行」を観て過ごした

バッハも演奏した最高のオルガンを巨匠が弾く

2時間があっという間

オルガンの音色を聴いていると、

時に心の奥深くにしまっていた悲しみが込み上げる

今日は母が亡くなった時のことを思い出した

先日、韓国から30年ぶりに知人が訪ねて来たのを機に、

昔の写真を出してみた

30代のこの頃、

私は人生の絶頂期

毎日が充実していた

この写真を見ても実に楽しそうだ

友人とも毎週のように集まってパーティ

この後一旦この家を出て東京へ

そして、

12年前再びこの家での生活が始まったが、

近所の人は私の変わりように驚いたのではないかと思う

あんなに人が集まっていたのに、

戻ってから人を招いたのは数回

引っ越す前はとても派手に見えていたと思うけれど、

今は至って地味

私の性格は母の死を境に大きく変わった

浮ついていた気持ちが、

ズーンと深いところに錨を下ろしたような感じ

怒りの錨・・・

突然大好きだった母が消えるように亡くなったのだから、

当然と言えば当然だ

あらゆる感情が、

ナイフでざっくり切ったように途切れている

それがオルガンの曲を聴くと、

暗闇から嘆きが聞こえ、

ある時はそれが祈りのようで、

また天国へ行った喜びのような

言葉にならない感情が溢れて、

私の心が慰められる

その力に魅了されて、

この家に戻った12年前、自分でオルガンを弾いてみたくなり、

夫に頼んでバーチャルパイプオルガンを作ってもらい、

師を探し習い始めた

Hauptwerk Virtual Pipe Organ

オルガンは聴くのも素晴らしいが、

自分で練習すると音の響きの一つひとつを確かめることができて、

夢中になった

30代の頃の私と60代の私

大勢の人の中で人生を楽しんでいた私と、

孤独を愛する現在の生活

どちらも私

ただあの衝撃的な母の死を経験しなかったら、

バッハのオルガンを聴いても、

自分でオルガンを習おうとまでは思わなかったと思う

母の死の意味は今もわからない

けれども、

身体が引き裂かれそうな苦しみにも耐えて生きてきた

あの苦しみに耐えることができたのだから、

これからどんな苦しみが襲っても、

乗り越える力を神が与えてくれるのではないかと信じている

今日の夕ごはん

シロとギリギリまで遊んでいたので、

簡単な夕ごはん

豚だんごと白菜のとろとろ煮 献立に迷ったらこれを作る

野菜サラダ ゆずドレッシング

切り干し大根の炒め煮 常備菜

豆腐とニラと卵の味噌汁

厚切りの切り干し大根が美味しい


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