仕事先に30代の全盲の女性がいらっしゃることになったので、
YouTubeで介助の仕方を勉強
今日は私が彼女の担当として行動を共にした
全ての予定を終えてタクシーを呼んだ
玄関で履いてきた靴をお聞きすると、
ニューバランスのスニーカーで来たとのこと
側にいたスタッフが靴置き場からスニーカーを取ってきて、
それを履いてお帰りになった
1時間ほどして、
別のスタッフが私の所へ来て、
自分の靴が無いと言う
聞くとニューバランスのスニーカー
ここで、私たちが全盲の女性にスタッフのスニーカーを誤って渡したことに気がついた
それからが大変
私たちは彼女の連絡先を知らない
彼女を紹介してくれた友人に連絡を取り、
彼女と連絡を取ってもらうと、
彼女は街中に居ることがわかった
こちらのミスだと言うのに、
彼女は恐縮
すぐに靴を取り替えに戻ると言う
私たちも彼女と行き違いになるのを恐れ、
彼女が来るのを待つことにした
ところが、今日は昨日人気グループのコンサートがあったようで、
街中のタクシーは大混雑
どの会社に電話してもタクシーは予約できず。
そこで私とスタッフが、
当初の予定通り彼女の居るところまで届けることになった
彼女の滞在先へ着いた
彼女はある建物の入り口に立って待っていてくれた
聞くと今日初めてそこへ行ったらしい
だが思いがけずタクシーがつかまらず、
途方に暮れていたという
そこで私たちが彼女の家まで送った
私たちのミスだというのに、
彼女は始終感謝の言葉を述べた
申し訳ないのはこちらの方だ
それなのに、彼女はそのことを一切責めず、
無事に帰宅できたことに感謝して下さった
今日、私は彼女と一緒に居て、
気持ちが洗われるような感じがした
とても素直で純粋
初めて会う私を信頼し、
私の腕を頼りに歩いてくださる
彼女の目は見えないが、
心の目は見えているような感じがして、
私は自分自身が恥ずかしく、
彼女に信頼されるのに相応しい人間かと考えさせられた
靴を取り間違えたスタッフは、
ミスをしたことに落ち込んでいたが、
靴を間違えられたもう一人のスタッフは、
とても優しい人柄で、
私たちのミスを笑顔で許してくれた
また思いがけず、
帰宅できずにいた全盲の女性を家まで送ることができた
災い転じて福となす
彼女とはまたお会いすることになったので、
今回のミスを次に活かすために、
早速、靴を間違えないよう対策をした
彼女と握手してお別れ
心は喜びで満たされて一日を終えることができた
今日の夕ごはん
牛肉のトマトスープ
たまごサラダ
赤蕪の千枚漬け
パン
牛肉のスープは、カットトマトとコンソメ、
塩胡椒と醤油で味付け
簡単美味しい( ◠‿◠ )