今日はクリスマス礼拝の日
私は1ヶ月ほど前から目が不自由な女性のサポートを担当
この年になるまで、
全盲の方のサポートの仕方を学んだことがなかったので、
担当が決まってから YouTubeで勉強
おかげで知識だけは頭に入った
彼女には1曲だけ讃美歌の奏楽を依頼
楽譜が見えないので、
どのように教えようか考えた結果、
ソプラノ・アルト・テノール・バスの4声を、
各パートごとにピアノで弾いて録音
続いて合わせたものを録音してLINEで送信
すると2週間後には完璧に暗譜して、
皆の前でも素晴らしい演奏をしてくれた
午後からのお祝い会では、
色々な催しが出た
私は彼女の隣に座り、
その様子を実況中継
マジックの時の説明はどんなふうに話したら、
ドキドキワクワクして楽しいか考えた
目で見ていることを言葉で説明することは、
なかなか難しい
自分のセンスのなさにめげそうになった
彼女は生まれながらの全盲と聞いたので、
色を表現するとき考えた
例えばピンク色なら、
「ほんわかする色、心が幸せになる感じの色、甘い感じ」
と言った感じ
黒は、
「夜だと闇に紛れてしまう色、
シックで洗練された色、
キリリとした色、儀式的な固いイメージの色」だろうか
色は人によって印象も違うので、
公正な目で表現するのがとても難しい
移動するときは、
常に彼女の手で私の腕を掴んでもらい、
私が先に歩いてこれから先の道の様子を伝え、
食事の時は料理の置いている場所を触れてもらい、
献立を詳しく説明
半日彼女と行動を共にして、
目で見えていることを言葉にすることの大変さを学んだ
でも、これも経験
何度も経験するうちに、
少しづつでも上達すると信じて頑張りたい
プログラムやテキストは、
事前にLINEに送ると、
読み上げ機能を使って彼女が点字に翻訳
私もLINEのマイク機能を使ってテキストを読み上げ、
字に変換することにした
難しい漢字は全てひらがなで表現したほうが、
正確な読みが伝わるので、
そこはあえてひらがなにしようと思う
彼女のお母さんの年齢を聞くと、
私と同じ歳だった
娘ほどの年齢の彼女から教わることは多い
慣れないので失敗することもあるだろうが、
一つづつ慣れて、
少しでも彼女の力になりたい
クリスマスの讃美歌を彼女と一緒に歌いながら、
私のように足りないものでも、
彼女と一緒に過ごせたことがなんだかとても嬉しかった
今日の夕ごはん
牛肉のトマトシチュー
カボチャサラダ
クリスマスケーキは手作りで(^ ^)
添加物なし、美味しいスポンジケーキができます