今日はご近所に住む尊敬する80代の主婦Aさんと行動を共にした
彼女とは30年来の知り合い
移動の車中で、
私たちの共通の知り合いであるB子さんの話題になった
B子さんと私は同年代
彼女は現在転居してご近所ではなくなったが、
10年ほど前までまだ近所に住んでいた
Aさんが私とB子さんの関係が微妙だったことに触れたので、
30年間一度もAさんに話さなかったことを打ち明けた
それは今から30年近く前のこと
私がこの地に家を建て引っ越して間も無くのことだった
子供同士年が近く、
親しくなったB子さん
普段から「醤油を貸して」「子供の髪を切って」と、
気軽にお願い事に来ていたのだが、
ある日彼女の家に突然呼ばれた
とても追い詰められた様子で、
「明日までに住宅ローンを振り込まないと、
家を銀行に取られてしまう
もう家にはお金がない
お金を貸して欲しい」とお願いされた
側では子ども同士が楽しく遊んでいる
彼女がお金に困っている事情を聞いて私も深く同情
当座のお金を貸した
そのお金は3年かけて返済してもらったが、
お金の貸し借りをしてから、
私たちの関係は非常にギクシャクしてしまったことを告白
すると、私の話しを聞いたAさんが、
B子さんは20年ほど前にAさんのところにもお金を貸りに来て、
やはり3年くらいかけて返したのだと打ち明けた
B子さんは、私に返済した後もお金に困り
大変な人生を送っていたのだ
近所に住む私やA子さんからお金を借りていたと言うことは、
まだ他にもお金を貸していた人がいたと思う
彼女には可愛い子供が何人もいて、
最後の子は彼女が四十を過ぎてから生まれたので、
外に働きに出ることもままならず、
皆同情してお金を貸した
彼女の家はその後取り壊され、
今は新たな住人を迎えている
彼女は今は娘さん一家の近くに住んでいるという
AさんはB子さんにお金を貸した後も、
何かと彼女の家族のお世話をしたという
Aさんの話を聞いて、
本当に他人を思う親切な人はいるのだと感心した
だが、私は年が近かったこともあり、
常に頼られるのが苦しくなった
今になってB子さんのことを思い返すと、
彼女にうまく対応できなかったことを心苦しく思う反面、
当時の私にはお付き合いするのはやはり無理だったとも思う
今日の夕ごはん

牛ひき肉コロッケ
ひじきの炒り煮
きゅうりとわかめの甘酢
なすと揚げの味噌汁
揚げ物は米油で♪
カラッと揚がって美味しいです( ◠‿◠ )