備えあっても憂いあり


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今日の夕ごはん

サバの塩焼き、鶏肉のさっぱり煮、もずくときゅうりの酢の物

玉ねぎとえのきの味噌汁

青魚はあまり好きではないが、夫が好きなので今日は久しぶりに焼いてみた

鶏肉は酢と醤油と酒、みりん、砂糖で味付け

備えあっても憂いあり

オミクロン株感染急拡大、火山噴火、大地震・・・

外出自粛で、気分転換もままならず、

心身ともに閉鎖的な空間の中、万が一のことを考えると不安は増すばかり

2週間分の食料確保を目指し、

いつもは買わない割高な食料を買い求め、

食品ロッカー限界の食料を備蓄した

昨年の12月には、

寝室のクロゼットに災害用品を完備したベストを準備

家が潰れない限り、これで1週間くらいはなんとかなるだろうというところまで整えた

しかし、それでもまだ何か足りないような気持ち

この時期、電気が止まった時のために、ポータブルストーブを購入した

でも、もし灯油タンクが倒壊してが流失したら、

あるいはそれを使い果たしたらどうしよう・・・

ということで、夫に「やはり薪ストーブを買ったほうがいいかしら?」と相談した

すると、夫は大きくため息をつき、

夫

あのね、何かを買ってどうにかしようと思うと、

今度はそれを置く場所に悩むでしょ。

際限がないんですよ。

いざとなったら、今あるものを使って、工夫して生き延びるんだよ。

と言った

そして、

夫

ストーブがだめになったとするでしょ。

そしたら、庭のブロックを掘り出して、

それで簡易ストーブを作るんだ。

薪はそこの山に行って枝を切ってくるのさ。

お雪
お雪

山へ行って枝を切るなんて、違法じゃないの?

夫

そうなった時は、もう家も無くなっているような状態だろう。

寒さで人が亡くなるのと、山の枝とどちらが大切かね。

人命のためなら、しょうがないんじゃないかな。

水だって、いざとなったらそこの川の水を汲んできて、

沸かして飲むんだね。

阪神大震災の時の映像を思い出した

大きな公園で廃材を燃やして暖を取っていたし、

水道管が破裂したところの道路の水をコップですくって、

ご飯を炊いている人もいた

想定を遥かに超えた災害に見舞われたら、

私が備えたものも使う前に失ってしまうかもしれない

私のようにぬくぬくとして部屋で一日過ごし、

キャンプを一度もしたこともない、というニンゲンは一番もろいと思う

大災害に見舞われたら、

もう今までの生活を維持しようなどという甘い考えは捨てなくてはならない

夫の生まれた家は、

私と夫が結婚した昭和60年当時に昭和30年代の生活をしていた家だった

寒ければ囲炉裏で暖を取り、かまどで米を炊き、

火をくべて風呂を沸かしていた

電気も10Aで契約して、それで間に合っていたようだ

農家なので、納屋には玄米があり、梅干し、らっきょう、味噌は一年分作って保存

野菜も漬物にして長期間食べていた

だからだろうか、

夫は不便な生活に耐性がある

無きゃないで、どうにかなるさと考えているふしがある

そんな夫の話を聞いて、

「もう心配してもキリがない、後はその時考えよう」と覚悟を決めた(^o^;)

ニンゲン生きる時には生きるし、死ぬ時には死ぬ

夫と私

心配し過ぎてもいけないし、

楽観的すぎても不安

時にはあまりの考えの違いに苛立つこともあるけれど、

もしかしたらこの二人、

ちょうど良い組み合わせなのかもしれない (-_-)

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