これ以上ないほどの恥ずかしい経験

今日の夕ごはん

五目中華炒め、きんぴらごぼう、小松菜とハムのサラダ、

大根とじゃがいもの味噌汁

これ以上ないほどの恥ずかしい経験

先日シニアの友人らとzoomでミーティングをした

今回は今まで生きてきた中で、

穴があったら入りたいと思うような経験で盛り上がった

A子さんは、数年前までご主人の会社の経理を手伝っていた

ある時、ご主人から当日までに振り込みを頼まれ、銀行に出かけた

ATMに通帳を入れたが、全く受け付けない

後ろには長い列

汗が吹き出してきた

そこでATMでの処理は諦め、窓口に行き、

と、怒りをぶつけ、受付嬢に通帳を渡した

すると、通帳を見た受付嬢は、

困った表情で、

と丁寧に通帳を彼女に渡した

銀行の広い受付の前で、

彼女は穴があったら入りたいほど恥ずかしい思いをしたという

これを聞いて私も身が引き締まる思いがした

私もこんなミスを犯しそうな気がする

イライラが爆発しそうな時は、特に要注意

他人の前で怒るということは、

自分に余裕がない時

そんな時は一旦その場を離れクールダウン

友人もそれ以来、人前で怒ることが無いよう、肝に銘じているそう

この話を夫にしたら、

夫も過去の苦い経験を話だした

彼が小学校2年生の時の話

学校で身体検査があった

上半身裸になり検査を受けて着替え帰宅

何日かして、担任が「身体検査の日、クラスメイトの下着がな苦なった

誰か間違えていないか」と担任が呼びかけた

「人の下着を間違える子なんているのかな」と、

まるで人ごとのように聞いていた

当時夫は毎日下着を取り替える習慣がなく、

その日も同じ下着を身につけていたので、

自分の着ていた下着を見た

すると、その子の名前が記してあった

手を上げてその下着を脱いで先生に返した

すると、先生は綺麗に洗濯した夫の下着を返してくれた

自分は間違っていないと思い、

確かめもしなかったことも恥ずかしかったが、

夫は何日も同じ下着を着ていたので、

下着はとても汚れていた

その下着を先生に見られたことも、

もっと恥ずかしかった、と夫は言った

夫の家は農家で母親も大家族の世話をしながら、

農作業で忙しく、

夫の身なりまで気持ちがいかない生活だった

夫は幼いながらもそのようなコンプレックスを抱えていたので、

それを他人にはっきりと見られた恥ずかしさを、

60過ぎた今でもはっきりと覚えていると話した

さて、私だが、

これと言って思いだすことがなかった

しかし、それは幸いなことであろうか

私だって恥ずかしく思う経験をしているはずだ

それなのに、これといって思い出せない

これこそが、最も恥ずかしくコワイことではないだろうか

恥ずかしい経験を覚えていることは幸いだ

二度と同じ過ちを経験しないよう自戒することができる

私にはそれがないだけに、

これから生活する上で、

よくよく注意していかなければ・・・と思わされた