友人からの電話に「己の行く先」を重ねる

今日の夕ごはん

餃子

おでん

青梗菜と玉ねぎと揚げの味噌汁

友人からの電話に「己の行く先」を重ねる

一昨日今までに経験したことのない体調になり、

昨日一日お粥を食べて安静に過ごしていた

今日は天気も良いので買い物に出かけようと思ったけれど、

一昨日突然体調が悪くなったこともあって、

また急におかしくなったらどうしようと不安に・・・

そんなこんなで1時間ほど迷ってから思い切って徒歩で買い物へ

買ったもの

おやつがなくなりたくさん調達

買い物から帰宅してから島内先生の「王朝日記の魅力」の更級日記を読むと、

源氏物語の浮舟のその後に関しての記述あり

島内先生は、

更級日記の作者菅原孝標女が書いた「浜松中納言物語」が、

浮舟のその後を著したとお考えと知り、

浜松中納言日記にも興味を持った

そんなこんなで古典の世界に耽っていると、

珍しく家の固定電話に友人から電話が入った

90代の友人のお母様の容態が急変

特養から病院に救急搬送され入院したとの知らせだった

今月末に新築の特養に入居が決まり、

楽しみにしていたのに、

入院先の医師からもう長くはないことを知らされたとのことだった

昨年70代で余命宣告を受けて亡くなった友人のお母様がいた

その時は娘である友人に関わりながら、

私も母が亡くなった時のことが重なり、

状況を聞きながら私も苦しくなったが、

今回の友人はお母様が高齢ということもあって、

覚悟が決まり落ち着いていた

私の父も90代で亡くなったが、

その年まで生きると本人も家族も十分生きたという実感があり、

死というものを受け入れやすくなる

「本当に良く頑張った」と互いに思う

友人の願いは、

お母様が残された時間痛みも最小限に過ごし、

心穏やかに過ごすことができるようにとのことだった

最後に会った時、

お母様は耳も遠く、車椅子に長く座るのも辛いようで、

面会に行っても思うように話ができなかったことを寂しく思ったようだが、

それでも今まで十分にお母様に尽くしたという思いがあるので、

友人もこのことを受け入れられると言っていた

生きるということは、生き切ること

今日話した友人のお母様は、

お父様亡き後、ギリギリまで一人暮らしを貫いた

その姿は見ていて心配だったけれど、

その気迫に周りも圧倒された

友人も覚悟しているとはいえ、

寂しさに襲われる時もあるだろう

親を失うことは自分の深い繋がりがなくなるようで寂しい

けれどもそれを経験して、

自分の将来の生き方も考える

いづれ自分も通る道だから

今日はNHKラジオ古典講読の日

島内先生の2回目の講義

今日も千年前に生きた女性のお話に耳を傾けよう

NHKらじるらじる聴き逃しでも聴けます

古典講読　日本文学を読む　島内景二先生　2回目

放送から2ヶ月間聴けます