昨日は20度越えの陽気で、
今年初めて路面に咲くクロッカスを見た
だが、今日は一転して3度という寒さ
友人の愛犬シロの預かりも今日で終わり
最後の朝の散歩は寒風吹き荒ぶなか終わった
シロを自宅に送ってから友人と会った
昨夜、友人から電話があり、
友人の一人息子が離婚することになったことを聞いた
私たち夫婦はその息子の媒酌人だっただけに、
ショックで昨夜はよく眠ることができず、
胃がシクシクと痛み出した
疲れ果てた彼女の顔を見るなり、
涙が溢れた
彼女は息子のお嫁さんをとても気に入っていた
本当に今時珍しいくらい礼儀正しく、
しっかりした娘さんだった
彼女は「息子が離婚するのは仕方がないとしても、
彼女ともう会えないと思うと辛い」と言って泣いた
こんなに愛されたお嫁さんだけに、
離婚の原因が息子の側にあったことが悔しくてならない様子だった
私の息子も一度結婚に失敗したので、
彼女が息子を責める気持ちも理解できる
だが、もう大人になった息子を、
子どものように叱ることもできない
ただただ深いため息を漏らすのみだった
友人が最後に、
「残念だけど、こうなってしまったのだから、
彼女にはこの試練から立ち直って、
幸せになってくれることを祈るのみだわ」と言った
私もうんうんと頷いた
彼女と別れてから自宅に戻った
シロのいない家はしんと静まり返っていて、
外の風の音だけが聞こえていた
この冬、孫が息子と来た時と同じ
家にいるときは手がかかり賑やか
孫中心に1日が終わる
とても疲れるが帰った途端、
今まで感じることもなかった寂しさを感じる
私も息子が離婚した時は、
一人の女性を幸せにすることができなかった息子が情けなく、
自分の育て方が間違っていたのかと落ち込んだ
あの時は、
その後息子が別の女性と出会い、
もう一度結婚し、
孫にまで恵まれることなど想像もしなかった
友人も今は悲しみの中にいるけれど、
ここで彼女の息子の人生が終わったわけではない
時間はかかるかもしれないけれど、
息子が今回のことを通して自分を振り返り、
もう一度歩んでいけるように祈りたいと思う
4月は新たな年度の始まり
二人が考えに考えた結果出した離婚という結論
今度は二人別々の道を歩むことになるが、
この試練に負けずに、
生きていって欲しい
今日の夕ごはん
ほっけの味噌漬け(自家製)
さつまいもと鶏肉の煮物
きゅうりとわかめの三杯酢
豆腐と青さの味噌汁