夫の休暇中、
義兄から
私も後期高齢者となったので、
これで法要は最後にするので、
遠いところ大変だろうけれど、
来てください
と知らせが来て法要に出席
その際、兄嫁から
今日で長男の嫁は卒業します
これから先、
私たちの葬儀は家族葬にするので、
来なくていいからね
あなたたちともこれが最後になるだろうけど、
私のこと忘れないでね
と言われた
彼の地に滞在中、
兄嫁から何時間にも渡って夫ファミリーに対する不満を聞き、
兄嫁に同情する一方で、
兄嫁もこれが最後ということもあってなのだろうか
自らの過去の手柄話しのあれこれをご披露したが、
その全てが常識を疑うことばかり
そのいくつかを法要後の会席の場でも話したが、
私同様その場にいた親戚も返答に窮していたので、
皆同様にその常識を疑っていたと思う
夫と結婚して来年で40年となるので、
兄嫁との付き合いも長いが、
それまでそんな手柄話しをすることはなかった
ただ義兄の定年後くらいからか、
ものの言い方がキツくなったとは感じていた
とはいえ、年の初めに近況を聞かれるくらいのお付き合い
「もう会わないだろう」と言われても、
「そうですか」としか思わない
ただ、最後の最後
私たちが会席を終え、
息子の住む地を訪ねるために駅に向かう時、
義兄夫婦が車で送ってくれたのだが、
義兄だけが兄嫁に「トイレに行く」と言って、
駅の構内まで見送ってくれた
改札を通り振り返って義兄を見た時、
義兄はなんとも哀しい顔をして私たちに会釈し、
片手を軽く振ったその姿が忘れられない
ともかく、
これで義兄も長男の責任を果たし、
肩の荷が降りたと思う
最後は義兄夫婦と義姉夫婦が実家を巡ってトラブルとなり、
不愉快な思いもしただろうが、
卒業宣言で親戚との付き合いもキッパリ断ち、
気持ちも新たに暮らしていくだろう
兄嫁の非常識な話を聞いて彼女に失望した私だが、
世の中にはいろんな常識を持っている人が存在することを実感
できれば兄嫁の良い面ばかり見てきたが、
最後の最後、
思いもしなかった一面を知ることとなった
今回義兄夫婦を撮った写真が一枚ある
それには、身体を寄せ合った姿で写っている
夫婦仲は良いとみた
周りがどう思おうが、
夫婦仲良く暮らしているのが本人にとって一番幸せだ
もう会うこともないと思うけれど、
この写真を記念に残しておこう
私も記憶力に自信がなくなった
いつか将来、
今回の出来事もすっかり忘れる日が来るだろう ( ◠‿◠ )
今日の夕ごはん
とんかつと野菜盛り合わせ
モロッコインゲンの生姜醤油
金時豆の煮豆
大根とニラの味噌汁
小腹が空いた時に