昨夜、You Tubeで「にっぽん昆虫記」という古い映画を観た
東北出身の貧しい女性が裸一貫で生き抜く姿を描いた映画であった
親の援助もなく、おカネもなく、学歴も手に職もない女性
真面目に生きようと頑張るが、男に騙され身を落としながらも、
たくましく生きていく、、、
大正から昭和にかけて生きた女性が主人公
その何があっても這い上がっていくその姿に圧倒された
そして今日、友人から最近亡くなったある女性の話しを聞いた
彼女は彼女の両親が非常に貧しかったので、
中学を卒業してすぐ働きに出た
そして結婚したが、程なく離婚
それから未亡人となった母親を引き取り母親に娘の世話を任せ働いたが、
一時は成人した娘の収入に一家が頼る場面もあった
そのため娘は非常に辛い仕事をしたこともあったという
映画ほど泥臭くはないが、
この家族は現在リアルに存在する家族である
私に話しを聞かせてくれた友人は、
もう十年以上その娘さんと深く関わり彼女を支えているという
そんな友人の話しを聞きながら、私は心から友人を尊敬した
私もその娘さんに会ったが、
辛いところを通らされたというのに、
彼女からはなにか「きよい」ものを感じた
昨日観た映画のラストシーンは主人公がたくましく原野を歩いていく姿であったが、
何かこの娘さんにもそんなニンゲンの強さが備わっているようで、
試練を通ったひとにだけ与えられる気高さのようなものを感じたのである
友人は今もなお娘さんを支え親のように見守っている
今日友人を通してニンゲンの醜さときよさの両面を考えた
ニンゲンは恐ろしい
しかし、ニンゲンは美しい
闇は光に打ち勝たなかったという聖書の言葉を思い出す
これからの娘さんの人生に幸あれと心から願う
そして、友人の話しを聞いてこのように人を支える友人に恵まれたことに感謝した
今日の聖書通読箇所
ヨハネの黙示録 12章
今年から新約聖書を最初から一日一章読んでいます
☆多忙に付き申し訳ありませんが、
コメント欄は閉じさせていただきますm(_ _)m