昨日の夕ごはん
イタリアンチーズハンバーグ(戴き物)のワンプレート、
くず野菜のトマトスープ、玄米入りご飯
友人が戴き物のハンバーグをおすそ分けしてくれる
昨日は仕事で外出だったのでとても助かった
昨日はデミグラスソースタイプとイタリアンタイプを解凍
ブロッコリーを茹でておいたり、人参や紫キャベツのマリネ漬けを作っておくと、
疲れている時でもお野菜がたくさんいただける
もし、1億円の臨時収入があったらどうする?
3年前に購入した国債が満期を迎えたと銀行から連絡がきた
今月中に新たに国債を買うと、
100万円に付き1,000円プレゼントキャンペーンをしていると言う(5年もの以上)
それでは、、、ということで、
早めに家を出て銀行へ向かった
銀行で手続き終了を待っている間、
何気なくロビーに設置されていたモニター画面を見てると、
ATM宝くじサービスの高額当選者が出た支店名と、
くじの種類と当選額が次々と流れていた
過去数年分の当選
おお、この支店からも高額当選者が出ているではないか!
田舎地方の支店からも1億円以上の当選者が出ていた
国債なんか買わないで、
ここは一か八かで宝くじ買ったほうが良いんじゃないかと、
妄想にふけったが、結局洗剤類やマスクの粗品をもらって銀行を後にした
夕食時、ハンバーグを食べながら夫に「宝くじで1億円当たったらどうする?」と聞いてみた
夫は質問されたら、すぐに答えず聞いた相手に同じ質問をする
今回も「アナタはどうするの?」と聞いてすぐに、
「この家のフローリング張り替えるんでしょ」と言った
私は得意になって家中あちこちリフォームする場所を羅列
そのうちに「いや、待てよ」と思い直し、
「お金は貯めておいて、いつか”やすらぎの郷”のドラマに出てきたような施設に入居する」
と想像を膨らませた
しかし、それではなんとも味気ない
そこで、「まず、大きな犬を飼ってドッグウォーカーさんに頼んで朝晩散歩してもらう」と言った
そこでやめればいいのに、
「あなたが散歩してくれるなら、
私、お給料払ってもいいわ
一回3,000円として一日6000円
一ヶ月で18万円になるよ」と調子に乗って口を滑らせた
すると夫は即座に「18万、要りません!
そんなにお金もらっても使いみちありません!」
、、、、、意外だった
夫は月々わずかな小遣いで生活している
欲しいものがたくさんあるのに、我慢をして生活していると思っていた
そこで、「フルカーボンのロードバイクとか、タンノイのスピーカーとか欲しくないの?」と聞いてみると、
「要りません!
この身体で自転車だけ立派にしても限界があるの
スピーカーも今自分で作ったので満足しています」
なんと欲のない人か、、、
そこで私が「アナタがおカネ要らないなら、
孫がうちに来るたびに小遣いあげようかしら
そしたら、いつも孫が来てくれるかも」と憎まれ口を叩くと、
夫はこちらを見据えて強い口調で言った
「キミはカネで孫をダメにするつもりか!」
そして続けた
「キミが私に毎月18万くれると言うなら、
私はそれで基金を作って、
お金がなくて学べない学生の奨学金にする」
「・・・・・」
1億円の宝くじが当たったらどうするという他愛もない話題で始まったが、
私は夫というニンゲンが提案したカネの使い方に打ちのめされた
ほんとうにその通りだ
カネの生きた使い方とはなんだろう
自分の欲のために使うのは虚しい
ましてや、カネに依存し、カネで人の心を支配しようとするなんて哀しすぎる
私の父も晩年そのような傾向が顕著になって、
父を中心とした家族の心が次第に離れていった
苦もなく手に入れた大金を手にすると、
今持っているものがとてもつまらなく感じ、
もっと豪華で見栄えの良いものに心惹かれていくだろう
しかし、それを持ってみると、次はもっと良いものが欲しくなる
ニンゲンの欲望とはそんなものだ
1億円が手に入ったとしても、それは私を幸せにはしないだろう
私の隣でいつもの夕ごはんを静かに食べている夫が、
とても尊い人のように感じられて、
昨日ほど夫を尊敬したことはなかった
それと同時に自分の本当の姿を鏡で見たような気がして、
とてもがっかりした
夫は言った
「結局身の丈に合った生活が一番
私は今の生活に充分満足している」
やはりあの時宝くじを買わなくて良かった
この静かな生活が私の幸せなんだと心から思うことができた