先日、ブログの整理をした
その目的は息子の二度目の結婚を前に、
そこに至る経過を振り返って結婚式に臨むためであった
私にとって今回の結婚式は「子育ての卒業式」と位置づけている
振り返ってみると、私たちと同居していた頃の息子の記憶は鮮明だが、
最初の結婚をして家を出てからの記憶が乏しい
なぜかとブログを読み返して気がついた
息子夫婦とのやり取りが乏しかったこともあるけれど、
私自身も非常に大きな悩みを抱えていて、
息子夫婦のことを考える余裕がなかったからであった
息子の最初の結婚は破綻した
だからといって私の記憶から抹消したくない
過去の失敗から目をそらさず、真摯な気持ちで未来に臨みたいのだ
ブログを見ながら息子の歴史を時系列に書いてみた
息子の最初の結婚生活は4年11ヶ月で終わっていた
後半の2年3ヶ月は家庭内別居、うち最後の一年は完全に別居
つまり、夫婦として生活していた期間は2年8ヶ月であった
息子は24歳で結婚し26歳のときに夫婦の関係が壊れたということになる
三十路を超えた息子は最初の結婚をどのように考えているだろう
結婚直前まで親元で生活していた息子は早く自立したかったと思う
もう少し考えよと言っても聞く耳をもたなかったのも若さゆえか
今のお嫁さんとは元嫁と離婚して新たな赴任地に行ってから知り合った
元嫁と離婚が成立してから一年も経たないうちに交際を始めたので、
私は「まだ早い」と思った記憶があるが、
元嫁との別居期間を考えると一人の生活は寂しかったのだろう
30を前に新たな人生を考えたのだと思う
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ブログをチェックして、
息子が嫁と家庭内別居したことは大きな出来事だったのに、
私の記憶が曖昧な理由もわかった
その年(2015年)は私にとっても激動の一年であった
1月早々義母が亡くなった
このときも色々と親族で不愉快な出来事が発生した
その後息子夫婦にトラブル発生、家庭内別居
4月父が亡くなった
その後父の財産を巡り相続争い勃発
その間、息子夫婦は不仲が元で転居
相続問題は翌年解決したけれど、
2015年は人生最大とも言えるトラブル続きの年だった
私たちの親のことが重ならなければ、
もっと息子夫婦のことにも心を配ることができたと思うが、
当時は私も親戚とのやり取りで疲れ切っていた
しかし別の視点から考えると、だからこそ息子夫婦に干渉せず、
息子の人生を委ねることができた
離婚は当事者同士がよく話し合って出した結論
親が口出しすることではない
息子も問題多き人生だったが、その過ちを受け入れ、
息子を配偶者として選んでくれた今のお嫁さんに感謝している
結婚式より前に子供が生まれることに最初は戸惑った私たちだったけれど、
かわいい孫の笑顔を見て「今度こそ幸せな結婚生活を」
と願わずにはいられない
結婚式をもって私の「子育て卒業式」としたい
これからは息子家族とも新たな関係を築くことになるだろう
離れて暮らしてはいるが、
互いに見守り、心穏やかに生活していきたいと願う