ブロック#2:人助けで己の醜さを知る

初めてパニック症状(動悸・不安感)が現れたのは、十代の終わりだった

クラスメイトが交通事故死

その現場を見たショックが引き金だったと思う

母が同じようにパニック障害を患っていたので遺伝的要素もあるだろう

最近になって鉄分不足も影響していることも知った

当時から生理が重く常に貧血状態

ブロック第一号となった彼女と知り合った頃は、

子宮内膜症の手術も勧められていた

後に子宮と卵巣を全摘してから頭痛に悩まされることはあったが、

貧血症状はなくなり、パニック症状も起きなくなった

当時は夫婦間でも離婚騒動があったので心身ともにズタボロ状態だったと思う

とにかく当時は悪条件がいくつも重なり最悪だった

ブロック第一号の女性と別れ新築注文住宅(現在の家)に転居

そこで、とあるサークルに入った

そこではメンバーの家を持ち回りで解放して勉強会を開いていた

そこで一緒になったうちから一番近所に住んでいた女性

それがのちにブロック第二号となる女性である

彼女は弟の借金を肩代わりしたことをきっかけにサラ金地獄に陥った女性だった

「自分の借金は弟の借金」と思い込んでいたのが彼女の盲点だったと思う

ご主人に内緒で借りた借金で子供の給食代まで払えない状況になった時、

初めて私に窮状を語った

「今日銀行に住宅ローンを払い込まなければ、もう猶予してもらえないので、

この家を手放すことになる

この家は私の命だ

もう首をつって死ぬしか無い」というようなことを訴えてきたと思う

そこで経済に詳しい方に間に入ってもらい彼女を救う方法を一緒に考えた

彼女のサラ金から借りているカネを無利子で借りることにすると、

同じ返済額で7年くらいで返済できるという結果になった

彼女は朝晩新聞配達をして日中はパートに出ていた

その分をすべて弟の借金返済にまわす

住宅ローン返済金と生活費はすべてご主人の給与で賄う

彼女には息子より一歳上の男児、そして女児が二人いた

彼女の窮状を知る友人らが集まった

そして皆でカネを出し合い彼女に無利子で貸し助けようという結果になった

貸し出したメンバーは3人

私の他、ご主人が公務員を退職されたばかりの女性と医師の妻の3人

私は家を建てたばかりだったので、まず私の分から返済してもらった

結果から言うと彼女は全額返済した

しかし、私はその間己の内面と向き合うことになり非常に苦しい経験をした

彼女にカネを貸したことで家を建てたばかりのうちの財政は余裕のないものとなった

一番つらかったのは、

私たちは彼女にカネを貸したのに、彼女は弟がカネを借りたという認識だったこと

彼女は喫茶店でコーヒーを飲むのが好きだったが、

こちらは彼女にカネを貸したことでそんな余裕はなくなった

そんな時、彼女がどこそこの喫茶店のコーヒーは美味しかったというと、

そんな余裕があるなら一日も早く私から借りたカネを返して、、、という思いになった

彼女だって必死に働いているのだから、ストレスもたまるだろう

しかし、私には相手を思いやる余裕などなかった

彼女はカネを貸した私に対して一層親しみを持ち、

近所だったこともあり、何かと頼られるようになったが、

私は「良い人」を演じることがストレスとなり、とうとう胃潰瘍になってしまった

そしてどうなったか

今回のサラ金問題解決の中心となった人に間に入ってもらい、

彼女に私の状態を説明してもらった

彼女は配慮が足りなかったと詫てきた

私たちのした「善行」は結果的に彼女の生活を守ることに繋がった

彼女は借金地獄から這い上がることができたのだから

そして私は自分がどんなに器の小さいニンゲンかを思い知ることとなった

その後の私は詫てきた彼女を心の中でブロックすることで、

自分を守ることしかできなかった

彼女はその後どうなったか

私は建てた家に5年住んだあと家を人に貸して10年留守にした

その間、彼女の一人息子は覚醒剤を使うようになり彼女は苦しんだようだ

それが原因か彼が海に転落して亡くなったことをテレビのニュースで知った

葬儀に出て久しぶりに彼女に会った

憔悴しきった姿に言葉を失った

2年ほど前、突然彼女が家を訪ねてきた

引っ越しの挨拶だった

あの謝罪の時から20年ほど経過

私の環境もすっかり変わり彼女と会う機会も全くなくなっていたが、

彼女はわざわざうちに立ち寄ってくれたことが嬉しかった

息子を失った彼女は可愛い孫を連れていた

新しい家族が増えたのだ

若い時にはいろいろあったが、

お互いに修羅場をくぐって受け入れられるようになったのだ

ブロック2号の彼女に対しては1号の彼女より嫌な感情はない

私のほうにも足りなさはあったと思う

自分というニンゲンを知るために、やはりこういう経験も必要だったと思う

今日の聖書通読箇所
ヨハネの黙示録 20 章
今年から新約聖書を最初から一日一章読んでいます



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