夫との語らいで学んだこと


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昨日の夕ごはん

鶏むねのソテー、かぼちゃの蒸しもの、
プチトマト、きゅうり、レモン、
里芋とさつま揚げの炊合せ、
玉ねぎと小揚げの味噌汁、
柿、
九穀米入りご飯

鶏むねのレパートリーを増やしたくて昨日はソテー
マジックソルトを使って手軽に
今季初の里芋が美味しかった
こういうおかずが大好き

夫の生き方から考えた

夫は夕ごはんを食べると一旦猫を誘ってベランダへ出て月を眺め、

それから書斎へ行って趣味に耽るのだが、

昨日は珍しく食べ終わっても席を立たず、私の話しに耳を傾けていた

私は息子の結婚式が迫り、

なにか大きな仕事をやり遂げたような充実感と虚脱感が入り混じったような、

複雑な感情を抱えている

加えて息子の結婚祝い金を出した後の通帳の残高を見て、

また頑張って貯めなければ、、、とため息

息子が医者になるまでは、親は辛抱に辛抱を重ねて学費諸々を捻出

息子には勉学に専念させるべく自分の小遣い銭分だけバイトをさせ、

自宅通学だったこともあり、生活の苦労は一切させなかった

卒業したら今度は少しでも家におカネを入れてくれるだろうと期待していたら、

国試合格の日に元嫁と入籍、家を出てしまった

以後母の日にもなんの連絡もない時があって、

カネがすべてでないにしても、非常に虚しさを覚えたものであった

しかし、そんな感情にも慣れ息子を当てにした我が身の愚かさを恥じ、

気持ちを立て直して平安を取り戻しつつあったのだが、

一人前の医者になり世帯を持った息子の生活と我が家の生活との格差に、

妬みの感情が芽生え、、、

そして、昨夜はついその感情を夫に向けてしまった

しかし、夫との語らいは大きな恵みの時であった

今年は特に夫の仕事も多忙でゆっくり互いの心情を語らうことはなかったが、

夫の生き方から私は生きていく上での大切な気付きを与えられた

夫と知り合って37年になるけれど、

よれよれの服を着ていた学生の時も、高収入を得ていた時も、

そして今も生活スタイルは基本的に全く変わらない

カネがあろうがなかろうが、毎日淡々と生活している

その時々私が決めた小遣いの中で楽しみを見つけ、

やりくりをして趣味の世界に没頭

旨いものを食べたいとか、良い身なりをしたいとかいうことは一切求めない

訴えることがあるとすれば、おかずの味付けが少し濃い時や、

私の毛染めのニオイがきついと感じた時くらいではないだろうか

とにかく質素

小学生の時使っていた筆入れをいまだに使っているのには驚く

夫は「小学校に入学した時、(当時の貧しい家計にあって)

母親が買い与えたこの筆箱に格別な思いがある」と言っていたが、、、

その時の私は感心するより、むしろ蔑みの眼差しで夫を見ていたと恥ずかしく思う

私と夫は生まれ育った環境が全く違うので、

モノに対する価値観も当然違ったが、

夫は私の生活様式には干渉せず、

私がどんな生活をしようが、

自分の生活スタイルを全く変えなかった

しかし、昨日話してみて「実はそこが夫のすごいところではないのか」と

今頃になってやっと、、、そう、やっと気がついた

私は今の我が家の経済は決して豊かではないと思っていた

しかし、それは周りの誰かと比べての印象である

私が比べる相手は皆うちより生活が豊かだと感じる人ばかり

なので当然満足することはない

己の生活を省みる

収入があるときは贅沢を求め、ないときは嘆く

優越感と劣等感のいったりきたり

しかし、「私は私」と、自分の生き方をしっかり定めたら、

夫のように目に見えるものに振り回されない生き方が出来るのだ

目の前に良きお手本がいたのに私はそのことに気がつかなかった

なんと愚かなことよ

これから息子一家と関わる上で、

この妬みの感情をなんとしようと悩んでいたが、

目に見えない豊かさを求めることが鍵となる

それには今こうして全てが与えられていることへの感謝を忘れず生活すること

健康、食事、着るもの、生活する場所、、、、

妬みは「なんで私が、、」という高慢な心から生まれる

この心に支配されている限り、私は幸せを感じることはない

そんなことを考えた夫との語らいの時間だった


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コメント

  1. ななこ より:

    お雪さん、こんばんは(^-^)

    内省的なお雪さんのブログを、いつも興味深く読ませていだだいています。
    私は子供がいないのでよくわからないのですが、息子さんにも妬みを抱くのものなのですね(汗)
    友人に妬みの感情を抱いてしまうことに罪悪感を抱いていましたが、
    凡人には仕方ないことなのかもしれませんね。
    ちょっと気が楽になりました(笑)

    変な感想ですみません。
    漫画家の池田理代子さんのブログにも、人間の本質は「嫉妬」だと書かれていましたが、
    克服するのは、大変なことかもしれません。

    • お雪 より:

      ななこさま
      いつも読んでくださりありがとうございます
      愛憎という言葉がありますが、
      愛情と憎しみは裏返し
      妬む感情も生じるものだと知りました

      人間の本質は「嫉妬」
      その通りだと思います
      自分の心の闇と向き合い、心を見張って少しでも良き方向に進みたいと願います

      コメントありがとうございました

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