昨日の夕ごはん
しばらく会わなかった私の親友からのLINE
この秋以降、週に一回は必ず顔を見ていた私の親友の顔をなかなか見れなくなった
15歳の愛犬の介護で家族がなるべく家にいるよう決めたので、
親友が家で留守番をすることが多くなったこともあるが、
その親友も今年になってから体調を崩すことが多くなり、
一日の外出を一回に制限するようになったからである
70代半ばになる親友
その親友が先日の集まりにも欠席した
あとからLINEが来て驚いた
愛犬がその日の明け方亡くなったという、、、、
私もこの犬が親友の家に来た時から一緒に遊んだり、散歩に行ったりしたので、
とても悲しい
この犬はご主人が飼っていたが、そのうち長女が溺愛するようになった
親友はもともと動物があまり好きではない
なので子犬の時粗相をすると、とても嫌がってご主人に後始末をさせていたが、
家に泥棒が入ってからこの犬を頼りにするようになった
とても人が好きな犬なので、全く攻撃性はなく、
嬉しくて吠えるだけであったが、、、、
そんなわけで親友も最初はその犬を疎ましく思っていたが、
次第に情愛がわいてきて犬の晩年は可愛がる姿が微笑ましかった
うちの猫も16歳と高齢なので、ペットの亡骸をどうするのかと思っていたら、
親友から愛犬の遺体を剥製にして骨はダイヤモンドにすると連絡があった
それをアクセサリーにして身につけるという
親友宅はとても裕福なので庭に墓を建てるのでは、、、と思っていたが、
生きていたままの姿を見ていたいのだろう
親友も自分が亡くなったら骨をダイヤモンドにすると言っていたのを思い出した
そんな技術があることを知らなかった私はとても驚いたが、
ダイヤモンドにしたものを家族が身につけることにも感心した
親友のご主人も高齢なのでこの愛犬は人生最後に飼う犬と覚悟して飼っていた
なので、この犬に対する思い入れも深いのだろう
私の飼っている猫が亡くなったら、
市の動物管理センターで火葬してもらおうと思っている
遺骨を手元に遺してもいづれ私たちもこの世を去る時が来るのだし、
私たち夫婦も共同墓地に入る予定だ
愛猫との別れは寂しいが、命あるものはいつか別れがくる
だからこそ今愛情をたっぷり注ぎ、命をいつくしみたい
愛情を捧げたペットに対するお別れの仕方もそれぞれだが、
いのちの重さに変わりはない
親友の愛犬にお別れはできなかったが、
ダイヤモンドが出来上がったら、見せてもらおう
そして、楽しい思い出をありがとうと指で触れてみよう
愛犬を亡くして悲しんでいる親友の家族の心が慰められるよう、
心から祈りを捧げる