「別れ」を経験して得たチカラ


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今日の夕ごはん

茄子のはさみ揚げ、おでん、かぼちゃと茄子の味噌汁

最近手を抜いていたので、

今日は真面目に作ったつもり(^o^;)

「別れ」を経験して得たチカラ

今日夫婦で親しく交際しているご夫妻に夫と共にZOOMで会った

ご主人は今年秋から海外の大学で教鞭を取ることが内定

お別れが決まってから初めての再会だった

この一年間、母国に帰国していたご主人

先週来日したはいいが、時差ボケで体調は今ひとつの様子

けれども、あの親しみやすい笑顔は変わらず

ご夫妻とはまだまだ長くお付き合いできると思っていただけに、

別れの日が来ることを信じたくなかった

先週、奥さんから帰国の知らせを聞いた時は、

別れのショックで彼女の前で涙を拭った私であったが、

再会を終えて、たった一週間で別れの悲しさから立ち直り、

夫妻の前で笑顔でいられた己の変化に驚いた

これは一体どういうことなのだろう・・・

人との大きな別れを思い出す

一番古い記憶は私が13歳の時の同居していた祖母との別れだ

その夜、自宅で亡くなった祖母の遺体が横たわる布団に入って、

祖母に添い寝して、祖母の身体が次第に冷たくなるのを肌で感じ泣いた

祖母の身体を抱き、魂が身体から抜けることを止めたかった

あの時、私は初めて死別という今生の別れを経験した

次は異性との別れの記憶

初めて付き合った男性と別れた時、

もう彼のいない人生を生きることが辛くて死にたくなった

それは当時の親友の冷めた一言で、

我に返り立ち直った

三番目は、30歳になってから知り合った女性との別れ

私の身に起きた試練のとき、側にいて親身に励ましてくれた女性

彼女がご主人の転勤で遠くへ行く時、

送別会で恥ずかしいほど泣きに泣き、

数年は喪失感に苛まれた

次なる試練は、50歳を前にしての母との別れ

母は突然の事故で亡くなったこともあり、

数年は母が亡くなった夜と同じ状況になると突然涙が溢れ、

号泣することがあった

記憶に残る最後の別れは10年前の息子との別れだ

これも3年くらいは息子を想っては泣いていた

しかし、その後は自分を失うほどの悲しみに襲われることなく過ごしている

なぜかと考えた

それは、身を裂かれるような別れを通して、

別れを受け入れられる耐性ができたからではないだろうか

「諦め」という言葉が近いだろうか

抗えないことを受け入れる心とでも言おうか

苦しみをそのまま受け入れ、

静かに痛みが去るのを待つ心境だ

それと、自分にとって大きな存在である者との別れが、

時間の経過と共に癒やされていく経験をしたこと

これも大きい

あとは単純に年を取って、

感情の起伏がおだやかになった

それもあるだろう

ともかく、気がつくと別れを乗り越える術というか、

力が備わってきたと感じる

これから起こる最大の別れは、

夫との別れだろう

私が先か夫が先がわからないが、

いつか必ずその日はやってくる

その時、あり得ないことが起こったかのように動揺するのではなく、

落ち着いて事実を受け止めることができるように、

「別れ」を受け止める心を養っておきたい

今回の友人夫妻との別れは今生の別れではないことが救い

心にぽっかり空いた穴を埋めるのは容易ではないけれど、

相手の新生活を祝って笑顔でお別れしたい

最近はこのマスクを愛用、口元が楽です

【古典講読】方丈記 と 鴨長明の 人生 第 14 回 方丈の庵  4


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