医者妻、養子を育てた悩みと喜び

今日の夕ごはん

ほっけ、ほうれん草の胡麻和え、紅生姜入り卵焼き、

ひじきの煮物、キャベツと揚げの味噌汁

今日の買い物

火曜市でお買い物

主にお肉やお魚を購入

セリアでお買い物

来年のカレンダーを早速購入

友人の犬シロを預かった時のために、

夜間散歩用ライトを購入

電池とライトで220円

ウエストポーチに付けて犬の散歩以外でも使おう

私のミシンを買い替えることにして、

手芸屋さんでチラシをもらってきた

中古のミシンを購入予定

養子を育てた悩みと喜び

先日、20年ぶりに出先で医者妻Hさんとばったり会った

彼女とは30年くらい前に趣味の集まりで知り合った

当時彼女は不妊治療をしていたが、

事情があって治療を止め、ある施設から生後数ヶ月の男児を養子に迎えた

私が「◯◯君は元気？」と聞くと、

「聞いてくれる？」と言って、

男児のその後のことを語った

その子は自分が養子だということを知って、

親の期待に応えて勉強し薬学部に入学した

だが、親をさらに喜ばせたくて、

大学を退学し医学部を目指した

ところが、

2年間必死に勉強しても医学部受験レベルに到達せず受験を諦めた

その時、両親に

と、何度も謝ったという

そういう彼女の目には涙が溢れて、

今にも流れ落ちそうだった

私は彼女の手を握った

彼女は、

「本当にね、彼はよく頑張ったの

彼はお父さんのような医者になりたかったようなんだけどね、

私たちに気を使って頑張ったんだと思ったら、

苦しくなったわ」と言った

それから、彼は興味のあった調理の道へと進み、

今では自宅から調理場に通い生き生きと働いていると、

彼女は嬉しそうに話した

ついで、

「お雪さんの息子さんは医者になったんだってね」

と聞いた

共通の知人を通して私のことを聞いていたらしい

私も息子あんなことこんなことを短く話した

彼女はうちの息子が離婚したことを知り合いから聞いて知っていた

会わない間の20年に本当に互いに息子のことでは、

色々な経験をした

彼女はずっと子供が欲しくて、

その子の里親となった時、

男児を抱いて私の家に来て私にその子を抱かせてくれた

あれからもう30年近く経過

その後私も引っ越しを繰り返し、

彼女と会う機会も無くなったけれど、

今回のことをきっかけにまた会えるかもしれない

息子のことで心を痛めた彼女も、

今は息子と深く心が通い、

とても充実した生活を送っているように見えた

別れ際、

「今日はあなたに息子のことを話せて、

嬉しかったわ」と言ってくれたので、

私も嬉しかった

子どもが一人前になるまでには、

私たち親も自分に向き合い、自分の心を見つめ、

子を通して親もまた成長させてもらうのだと思う

いつか立派に成長した彼に会ってみたい

私と息子は彼女らのように深い絆で結ばれているだろうかと、

遠く離れて生活している息子を思い、彼女を羨ましく思った