夫婦の諍い！夫の要望を拒絶した後で・・・

今日の夕ごはん

中華丼

冷奴

小松菜と揚げ蒲鉾の煮物

インゲンと揚げの味噌汁

ミルクゼリーフサスグリジャム

夫婦の諍い！夫の要望を拒絶した後で・・・

先週、夫の友人のお母様の訃報を受けた時、

夫の態度を強くたしなめた

夫の対応の悪さで私もサポートしなければならなくなった疲れもあり、

きつい言葉で責めたのだが、

以来夫は寝所も別にするようになり、

そればかりか、

必要最低限の会話しかしない日々が続いていた

結婚以来、

夫は気に入らないことがあった時や、

季節の変わり目などに、

突然口数が少なくなることがあるので、

今回もまたかと放っておいた

若かった時は、

一体なにが気に入らないのかと気に病み、

機嫌の悪い夫に正面から向き合って、

その原因がなんなのか知ろうと頑張った

しかし、還暦を過ぎたあたりから、

そういう気力が無くなった

必要に迫られれば嫌でも話すだろう

話したくなければそれで結構

というモードに切り替わった

それでなくても普段からとくに会話のない夫婦

ところが、昨夜帰宅した夫は、

これから夕ごはんという時に、

突然自分が不機嫌なワケの説明を始めた

そして、

人に対してあれほど厳しく言うからには、

自省の言葉はないのかと問い始めた

急に聞かれて即答出来ずにいると、

「では、、」と言って私の配慮のなさを指摘

そして、

「このことをこれから改める努力をする気があるか？」と質問

私は即「ありません」と断言！

夫は「頑張る気持ちもないのか」

とさらに聞いたので、

「今まで何度も努力して頑張ってきたけれど、

これ以上は無理！

あなたに向かって、

今、口で何とでも言い繕うことはできるけれど、

嘘を言うことになるから正直に言いますが、

できないし頑張る気もない」と言い切った

夫は呆れて黙った

そんな夫に向かって、

「離婚しますか？

したかったらしても良いです

頑張って死にたくなるよりましです」

という心の声が口から漏れた

昨年夫が顔面麻痺を患ってから、

夫の仕事のサポートをするため、

この春まで何もかも夫優先でやってきた

麻痺を患い非常に落ち込んだ夫の心を支えるため頑張ったが、

その時私も夫同様心にダメージを負ったと感じる

夫と二人で泥沼に堕ちそうな際どいところにいたと思う

もう限界というところで、

夫に回復の兆しが見えはじめ、

今日に至っているが、

私は心の深いところで何かが切れた感じ

よく食べられるし眠れもする

だが、すぐにキレやすい

自分でも戸惑うほど

しかし、昨夜はあれから夫のことを考えた

先週、私は夫の欠点を挙げつらね責めた

その時夫は「その通りです」と言って弁解しなかった

私のように出来ないと突っぱねることも出来たであろうに、

ただただ言われるままになっていた

あんな夫、と蔑んでいたが、

夫の言う通りそういう自分は何なのだ

欠けのあるもの同士がいがみ合い、

蔑みあうとは何と愚かなこと

この年まで人生を共にしてきたのだ

開き直らずに、腹をくくれ、腹を！

今朝起きてみると、

夫はいつもの穏やかな表情になっていた

夫はあれから何を思ったのだろう

ともかく私というニンゲンの欠けを受け入れたようだ

私は腹を括ったか

自分でもわからない

けれども諦めないという言葉だけは言える

私はこの結婚を諦めない

死ぬまでこの夫と生きていく