昨夜はとても疲れていたのに、
夜中に何度も目が覚めてトイレへ
日中緊張からほとんどトイレに行かなかったので、
体内に水分が溜まっていたのかもしれない
持てるパワーを使い切って、
夫の大学時代の友人を招いた
お部屋に花を飾るまで気持ちがいかなかった
デザートの果物を出すのを忘れた
清汁を失敗し作り直した
以上反省点は諸々あるが、
お客人は満面の笑顔で帰って行ったので、
私も夫もお招きして良かったと思っている
お客人との会話では、
彼のこれまでの住まいのトラブルが印象に残った
お客人は我らと同世代
彼は奥様と結婚してすぐに、
某企業の社宅に住んだ
間取りを取り寄せてその数字が通常とは異なることに気がついた
よく見ると「尺」で表記されている
1尺とは何センチかすぐに理解できる人は何歳だろうか
答えは30.303センチ
そこは壁が塗り壁で、
ガスのメーターが家の中にあった
そこで、社宅の担当者にメーターを外に設置できないか相談したが、
もはやその塗り壁を修繕できる技術を持った職人がいないということで却下されたという
風呂はガスで沸かす方式に変えてあったが、
薪で沸かした設備も残っていて、
入浴中、その穴から飼い猫が脚を出して遊んだのが楽しかったと言っていた
断熱材など入っていない家
風通しも良いので結露も一切なく、
隙間があって、
飼い猫も自由に外に出入りしていた
しかも、
その後、3年ほどでその社宅は取り壊されるのが決まっていたので、
中をどう細工しようが黙認状態
寒くはあったが、
楽しい新婚生活を送ったようだ
以前、収納アドバイザーの井田典子さんの著作に、
歴代の家の間取りが紹介されていた
新婚で住んだ家のトイレは茶の間にあり、
汲み取り式トイレ
お食事をしていても、臭いがしただろうとお察しした
かくいう私も結婚直後は、
実家の離れの二階に住んでいたが、
改装するために父が階段を取り壊し、
短期間ではあったが、
押し入れを壊して床に穴を開け、
一階から梯子を設置して上り下りした
昔の家なので壁に断熱材もなく、
厳冬期は洗面器の水が凍っていたのを思い出す
夫の友人の話を聞きながら、
若い時は皆それぞれお金も無く、
苦労したことが懐かしく思い出された
そんな我らが定年近くまで働き続けることができ、
それぞれに家を構え子育てにも目処が立つような年代を迎えることができた
そのことにまず感謝
これからこの友人も、
親の看取りがあったり、
子らの結婚という人生のイベントを経験すると思い、
私たちの経験も少しだけお話しさせてもらった
彼とは20年ぶりの再会だったが、
4時間、
ゆっくりとくつろいでお話しすることができたので、
頑張って準備した甲斐があった
やはり外だと騒々しく、
周りに人もたくさんいるのでゆっくりと深い話をすることは難しい
夫が自宅に招くことにこだわった意味を理解した
私たちに残された時間は、
思っているほど長くはない気がする
これから夫が家に招きたいと言ったときには、
なるべく応えたいと思う
今日は一日ゆっくり休むことができたので、
明日からまた通常通り生活できるだろう
今日の夕ごはん
中華丼
なめこのおろし和え
赤蕪の千枚づけ
きゅうりの漬物
豆腐と三つ葉の味噌汁